自分の顔を整形手術していく過程をYouTubeで公開し続ける“整形アイドル”轟ちゃん(29才)。彼女の存在が、芸能界、特にアイドル業界にある“変化”をもたらしているという。
轟ちゃんは7月1日の配信動画で、4月の初めに顔と首の切開リフト、眉下切開、まぶたの脂肪溶解注射の手術を受けて1か月間のダウンタイムの経過の様子、整形のビフォー、アフターの様子を公開。
「閲覧注意」とまでした動画には、顔が傷だらけで内出血、腫れまくりの衝撃的な映像が映し出されている。「耳がマヒしていたり、逆に傷口が痛くて寝られずに鎮痛剤、座薬を使っています」などと説明。動画のサムネイルには「痛すぎて嘔吐した」とまで書かれた。
ただ、術後のダウンタイムで1.5倍に顔が腫れた姿を公開した3年前の動画では、再生回数400万回超えを記録。これまで整形に支払った手術費は1000万円。それだけ挑戦してきた分、支持者も多く、チャンネル登録者数は40万人を超える人気YouTuberだ。
この整形動画が人気コンテンツだと話すのはある美容業界関係者だ。「令和の現代は、大なり小なりの整形を経験した人は、想像以上に多い。少なくない人たちが、“共感”あるいは“参考”のために動画を見ているのです。芸能界でもスタンダードですし、特にビジュアルが人気のカギを握る若いアイドルたちは、かなり多くの人がやっています」。
あるアイドルグループのメンバーは、所属事務所社長の勧めで、ディスカウント価格で、なおかつ技術力に評判のある美容整形クリニックにこぞって通っていたという。
「たまに1、2か月ほどの活動休止を発表するメンバーがいますが、まさにメスを入れるためです。ダウンタイムで人前に出ない期間が必要だからです」(前出・美容業界関係者)
中には「美容整形大国」の韓国にまで、手術を受けに行くアイドルもいるという。「ある人気アイドルは、まだ10代の若い年齢から受け始めて、テレビの歌番組の出演前には必ずフェイスにヒアルロン酸注射を打っていました。“打つと精神的に落ち着ける”と語っていたようです」(芸能関係者)。
轟ちゃん自身も認めるように、1度整形手術で“変化”を体感すると変身願望が抑えられなくなり、何度も繰り返し受け続ける「整形依存症」のようなものはあるという。
また、多くの芸能人を担当し、彼女たちの身の上相談も受けるある女性ヘアメイクアーティストは「傷跡がひどくてトラブったという話はあまり聞きませんが、術後の顔が、他に手術を受けた子やその時代の人気者や流行りに似通りすぎちゃったということは多いです」と、“整形あるある”を明かす。