時計の針が深夜0時を回ろうとしていても、日中からの猛暑の熱が、まだアスファルトに残っていた6月下旬のある夜。若者の街・東京は渋谷のど真ん中で、上下白のゆるい服装でフラフラと千鳥足で歩くひと際細身の男性。見た目からは頼もしさは感じられないが、周囲の男性たちから次々と握手やハグをされて、お互いに頭を下げ合っている。
この渋谷にあるBunkamuraシアターコクーンで、主演舞台「パンドラの鐘」に出演していた俳優の成田凌(28才)である。3時間ほど滞在していたのは、A4ランクの国産牛が食べられる高級焼肉店だった。
ある舞台関係者は「成田さんたちは、軽い打ち上げをしていたようです。ただ、この日の趣旨はスタッフの慰労だったようです。こういうときは、俳優さんは一足先に帰られたりするのですが、彼は最後まで残って、スタッフ一人ひとりと言葉を交わして、最後に帰っていったと聞きました。かなり酔っていたそうですが、それでもスタッフを先に返したのは、意外でしたね」と明かした。
成田といえば、今年は少々男を下げたところだった。5月に文春オンラインに女優の川津明日香(22才)との“通い愛”を撮られた。双方の所属事務所は「プライベートは本人に任せております」とコメントして、成田サイドは「親しくさせていただいていると聞いております」とまで付け加えた。
事実上、交際を認めた形だったが、当の本人だけは、文春の直撃取材に対して「(交際は)してないですよ。面識もないですね」と全否定。潔くなかった対応は、SNS上でバッシングを浴びる形となり、2020年のNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」で演じた、ヒロインの妻を裏切る女癖が悪いクズ夫役とも重ね合わされて、株を下げてしまっていた。