臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、オールスターゲームでも大きな注目を集めた日本ハムファイターズの「きつねダンス」について。
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26日に行われたプロ野球のオールスター戦、ネットで話題になったのは、日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手の劇的さよならホームランよりも、彼が見せた「きつねダンス」だった。
マイナビオールスターゲーム2022の第1戦、パ・リーグ6球団のチアガールやマスコットが、四回終了後に話題のきつねダンスを披露。初出場の清宮選手も、ファーストミットを手にきつねの耳のカチューシャをつけ、一緒にきつねダンスを踊った。と言いたいところだが、テレビ中継ではその時、ちょうどCMが挟まれてしまい、残念ながら清宮のきつねダンスを見ることはできなかった。翌日、YouTubeでその踊りを見ると、キレがあるというよりコミカルで可愛かった。
きつねダンスは、日本ハムファイターズのマスコットとファイターズガールが、1試合に1度、イニングの間に踊るダンス。軽快でリズミカルなテンポの曲は耳につき、きつねの耳をつけ、きつねをイメージした仕草で、フリフリと踊る可愛さが人気だ。日本ハムファイターズの本拠地がある北海道では、早くから話題になっていたようで、札幌の実家に帰省したら、日ハムファンの母が試合を見ながら「これ、可愛いいんだよねぇ」とコンコンというキツネポーズで踊っていた。
中毒になるといわれるこのダンス、原曲はノルウェーのコメディコンビYlvis(イルヴィス)の「The Fox(What Does the Fox Say?)」。キタきつねをイメージした球団マスコット、フレップ・ザ・フォックスの知名度アップが狙いで作られたダンスは、選手たちが出演した公式動画の配信をきっかけに、今や新庄ビッグボスと同じくらい注目を集めている。