8月1日、山口南署から保釈された黒いスーツ姿の被告は、深々と一礼したが、長髪が強風で乱れたせいで表情はほとんど見えなかった。今年4月、山口県阿武町が新型コロナ対策関連の給付金4630万円を誤って1世帯に振り込んだ誤送金騒動。受け取った田口翔被告(24才)は、「オンラインカジノで使った」と供述し、山口県警によって電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕、起訴された。社会部記者が語る。
「お金のない彼が高額な保釈金をどうするのかが注目されていました。保釈後、田口被告の弁護人が、保釈金などおよそ340万円の資金提供を申し出た“ホワイトナイト”の正体が、YouTuberのヒカルさんだったことを明かしました」
田口被告もYouTuberデビューかと思われたが、当面は、“飲食業”のようだ。後にヒカルがYouTubeで明かした田口被告の“再就職先”はブロッコリーを扱う会社「QBT」だった。
「別名『究極のブロッコリーと鶏胸肉』で、全国の飲食店と提携し、デリバリーやテイクアウトを展開。低糖質食であるブロッコリーと鶏胸肉にこだわったメニューをヒカルさんが気に入り、今年3月にヒカルさんが率いるアパレル会社と提携を結んでいます。田口被告はこの会社で山口県から“在宅勤務”するそうです」(前出・社会部記者)
今後、町側から弁護士費用や訴訟費用を求められる可能性もある田口被告。ヒカルは近く賞金1000万円の新番組『リアルカイジ』を始動する予定だが、田口被告はやはり山口県外に出ることができないため参加は難しいという。
※女性セブン2022年8月18・25日号