それは、ファンが待ち望んだお知らせだった。7月4日、Netflixオリジナル映画『クレイジークルーズ』の製作決定が発表された。吉沢亮(28才)とともにダブル主演の一翼を担うのは、宮崎あおい(36才)だ。
「近年、CM出演やナレーションの仕事はありましたが、映画となると2017年の『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』以来5年ぶりです。2年前には第2子の妊娠が報じられましたが、出産を終え、2児の育児をしながらの撮影は大変でしょう。でも彼女は意欲的で、どうやら“復帰作”はこれだけではないようなんです」(芸能関係者)
実は今夏、宮崎は大作映画の撮影を控えている。映画関係者が明かす。
「著名な歴史作家の小説を原作にした、歴史コメディー映画です。足軽の息子として育った若者がいきなり殿様に指名され、藩が抱える莫大な借金の対処に奮闘する物語。宮崎さんは主人公の母親を演じます。8月末にはクランクイン予定だといいます」
神木隆之介(29才)や杉咲花(24才)、松山ケンイチ(37才)ら実力派俳優陣が出演するという。中でも目玉は佐藤浩市(61才)だ。
「佐藤さんは隠居した先代藩主を演じます。宮崎さん演じる女中との間に子供ができたことが発端で物語が動き出す、作品のキーパーソンです」(前出・映画関係者)
宮崎と佐藤は、2009年の映画『少年メリケンサック』で共演した。
「宮崎さん演じる音楽マネジャーを、バンドマン役の佐藤さんが足蹴にしたり罵声を浴びせたり、しまいには牛糞を投げつけるシーンまでありました。この作品で、宮崎さんはコメディータッチの役柄にまで演技の幅を広げることになり、女優としてのすごみを増していった。佐藤さんは宮崎さんにとって恩人。5年ぶりの“銀幕復帰”には、佐藤さんの存在も大きかったのでしょう」(別の映画関係者)
息の合った演技を見せてくれるに違いない。
※女性セブン2022年8月18・25日号