8月19日発売の「週刊ポスト」は、“統一教会クラスター”に右往左往する岸田政権の重症度を暴くスクープ連発、そして、その機能停止政治に苦しむ国民の「資産寿命」と「健康寿命」を延ばす最新知見を総力特集した夏のスペシャル特大号。猛暑も豪雨もコロナも、きっかけは人知の及ばぬ自然現象だが、それを「禍」にしてしまうのは人間なのだと思い知らされるこの国の病巣とは――。
今週の見どころ読みどころ
◆<スクープ>安倍国葬の責任者が高級マンション「乱交パーティ」に参加していた
各種世論調査では反対が賛成を上回っている安倍元首相の国葬だが、岸田政権はすでに諸外国の元首や元元首に参列を打診し、なにがなんでもゴリ押ししようとしている。1年前の東京五輪の強行開催にも似ているが、今回は安倍氏を支持する「岩盤保守層」を失いたくないという政治的打算が見え隠れするから余計に醜悪だ。が、無理を通そうとすればほころびが露呈する。本誌は、岸田首相が国葬実行幹事会の首席幹事に抜擢したエリート官僚が、とんでもない破廉恥なパーティに参加していたことをつかんでいた。
◆「安倍一強」のために旧統一教会にドップリはまった“最強”安倍派のハリボテ
親子3代にわたって旧統一教会と深い盟友関係にあった安倍元首相。その背景には、自民党内で長く「傍流」だった安倍派(清和会)のお家事情があった。安倍一族だけでなく、「自民党をぶっ壊す」と宣言した小泉純一郎・元首相も、文教族のドンとして君臨した森喜朗・元首相も、基盤の弱い派閥を支えに権力を握るためには旧統一教会を呼び込まざるを得なかったのだ。なぜ安倍派なのか、なぜ旧統一教会だったのか、その真相を明らかにする。
◆鈴木エイトが直撃! 安倍側近「教会系議員」は「もう壺も売ってない」と開き直った
旧統一教会追及の急先鋒であるジャーナリストの鈴木エイト氏が、自民党の「教会系議員」に直撃した詳細を明かす。記者会見では神妙な顔で「関係を見直す」「そういう団体とは知らなかった」などと語る議員たちの本音がはっきりする。安倍氏の側近として知られた萩生田政調会長にいたっては、「最近はもう壺も売ってないし(笑)」と、教団の被害者が聞けば怒りに震えるような暴言を吐いた。
◆楽天マー君「180万円VIPファンクラブ」廃止で栄光のマウンドは「崖っぷち」に
史上初の「貯金18消滅」という不名誉な転落を喫した楽天。6連敗したエース・田中将大への風当たりも強い。契約の切れる今シーズン終了後にはメジャー復帰の青写真もあったといわれるが、今の成績では大幅減俸で残留が精一杯とも。そのマー君の「年会費180万円」のVIPファンクラブが廃止されていた。いよいよ球界のスターも進退窮まったのか。
◆MEGA地震予測で新たな警告! 9月7日までに「東北でM6.0」の危険あり
本誌が繰り返しリポートし、驚異の的中率で注目を集めるMEGA地震予測で新たな大地震が警告された。福島県、秋田県などの観測点で異常変動が見られ、9月7日までにM6.0±0.5の大地震が起きるリスクが迫っているという。さらに、それとは別に4つのゾーンで危険度が高まっていることも判明した。
◆パパ活・吉川議員の反論ブログに、ついに女子大生が「嘘です!」と再反論
本誌スクープで18歳女子大生との飲酒やホテルでの不行状が明らかになった吉川赳・衆院議員は、55日ぶりに顔を見せた臨時国会でも記者の質問に答えずに逃げ回った。「18歳とは思わなかった」「お店の同伴に誘われただけ」などと言い訳するブログに対し、当の女子大生がついに沈黙を破ってインタビューに応じた。吉川氏の名刺やLINE画面を示して、ブログの嘘を告発する。
◆令和の「赤カブト」現る 北海道で続く最凶ヒグマ「OSO18」とマタギの死闘
往年の人気漫画(のちにアニメ化、ミュージカル化)『銀牙』に登場する凶暴な人食い熊「赤カブト」が現実に現れたような巨大ヒグマが北海道の自然豊かな町を恐怖に陥れている。最初にオソツベツの牧場で確認され、足跡の幅が18センチもあったことから付けられた通称が「OSO18」。幸い人的被害は出ていないものの、牧牛60頭が襲われるという惨状に、地元のマタギたちが立ち上がった――。
◆美人ファーストレディが主導する韓国「犬食やめようキャンペーン」の“自己矛盾”
韓国の犬食文化はよく知られているが、世界的に珍しいだけに常に議論の対象になってきた。ファーストレディとなった金建希・大統領夫人は愛犬家として知られ、メディアで「経済大国のなかで犬を食べるのは韓国と中国だけ」と訴えて犬食規制を求めている。ところが、これはもともと尹錫悦・大統領のライバルだった李在明氏が主張してきたことで、尹氏と与党はそれに反対していた。これは一筋縄ではいかない予感が……。
◆<28ページぶち抜き特集1>「資産寿命」を30年延ばすインフレ時代のマネー術
あまりにもデフレ経済に慣れすぎてしまった日本人は、インフレが「儲かる」という当たり前の法則を忘れてしまったのかもしれない。円安でも物価高でも、大切な資産を増やす方法はいくらでもある。リスクは最小に、リターンは最大に。投信&株の推奨銘柄、公的扶助のかしこい使い方、得する相続のノウハウを一挙掲載。
◆<28ページぶち抜き特集2>「健康寿命」を30年延ばして「ピンピンコロリ」
長生きできても、老後破産を避けられても、体が元気でなければ人生を謳歌するのは難しい。本誌が取材し続けてきた健康長寿のノウハウから、がん、血管系疾患、薬漬け問題と向き合う手法を専門医たちの助言でまとめた。さらに、認知症、腰痛・ひざ痛、睡眠障害の克服方法に加えて、なかなか正面から論じられない「マスターベーションと長寿」の関係までを詳しくリポートする。
◆吉田拓郎、小田和正、井上陽水――オレたちを支える「あの名曲」
昭和、平成を彩り、今も歌い継がれる名曲を生んだ3人のアーティストの思い出を各界著名人が語る。柴門ふみ、武田鉄矢、達川光男、斉藤慶子、角野卓造、天野ひろゆき、斎藤孝、富澤一誠、スージー鈴木の各氏が「推しの一曲」を挙げた。懐かしいステージ写真もカラーで掲載する。
◆<シリーズ昭和の最強軍団>今太閤・田中角栄を逮捕した「吉永特捜部」のスターたち
戦後最大の疑獄と呼ばれるロッキード事件の捜査を指揮したのが、東京地検特捜部を率いた吉永祐介氏だ(2018年没)。岡山の神童だったとはいえ、東大卒、京大卒が幅を利かせていた当時の検察で地方大学出身者として異例の出世を遂げ、特捜部では徹底した実力主義で精鋭を集めた。堀田力、河上和雄、松田昇といったスター検事たちも吉永の下で暴れまくった。往時の情熱と矜持を、はたして今の特捜部は受け継いでいるだろうか――。
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