ライフ

ねぶた祭、竿燈まつり、祇園祭…3年ぶりに帰ってきた日本の夏祭りをレポート

 新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていた各地の夏祭りが、長い空白を経て復活。規模縮小や制限を設けての開催でありながらも、心待ちにしていた観客で賑わった日本の夏をレポートします!

ねぶた祭(青森県)写真/アフロ

宵闇に煌々と光輝く巨大ねぶた (写真/アフロ)

●ねぶた祭(青森県)人出:105万人、コロナ前に比べて6割減
 例年280万人以上を集客する東北三大祭りのひとつ。踊り手の『跳人』を事前登録制にするなど感染対策を励行。高さ最大5m、幅最大9mの巨大ねぶたが17台も街を練り歩き、“夏が短い”青森に熱気を取り戻した。

●竿燈まつり(秋田県)人出:78万人、コロナ前に比べて4割減
 五穀豊穣を願い、病魔や邪気を払う秋田の名物祭り。長さ最大12mの稲穂に見立てた竿燈を『差し手』が手や額などに乗せる妙技を披露し、観客は掛け声の代わりに手拍子で応援した。

京に「コンチキチン♪」のお囃子が鳴り響く

京に「コンチキチン♪」のお囃子が鳴り響く(時事通信フォト)

●祇園祭(京都府)人出:30万人、コロナ前に比べて8割減
 1か月にわたって行われる日本三大祭のひとつ。前祭の宵山期間には市内中心部の四条通や烏丸通が歩行者天国になり、約30万人の人波で埋め尽くされた。

(共同通信社)

博多祇園花笠(共同通信社)

●博多祇園祭山笠(福岡県)人出:300万人(例年)
 約770年の歴史と伝統を誇る博多祇園山笠の『追い山』も3年ぶりに開催。男たちが担ぐ『舁き山』が威勢のいい掛け声とともに神社の境内を駆け抜けた。

●長岡まつり大花火大会(新潟県)人出:28万人、コロナ前に比べて7割減
 復興・平和などさまざまな思いが込められて開催される、全国でも屈指の人気を誇る長岡の大花火大会。3年ぶりに開催した今年の復興祈願花火は、ウクライナの国旗カラーが夜空にちりばめられた。

※女性セブン2022年9月1日号

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン