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達川光男氏が語る吉田拓郎の思い出の曲「僕のプレーの原点になっています」

達川光男氏が吉田拓郎の思い出の一曲を振り返る(撮影/山崎力夫)

達川光男氏が吉田拓郎の思い出の一曲を振り返る(撮影/山崎力夫)

 先ごろ、音楽バラティー番組『LOVE LOVE あいしてる』の特番に登場し“ラストテレビ出演”を飾った吉田拓郎(76才)。今年いっぱいで音楽活動引退を発表している彼に心酔している著名人は多い。同郷の野球解説者の達川光男氏も、吉田拓郎のの大ファンだ。達川氏が、吉田拓郎に関する思い出を語る。

 * * *
 吉田拓郎といえば、プロ入り直後の野球漬けだった頃を思い出します。頭に浮かぶのは、宮崎美子さん主演の連続ドラマ『元気です!』の主題歌だった『元気です』。フレーズを今でもつい口ずさんでしまいます。

 カミさんと結婚する前に拓郎ファンの女性と付き合っていて、彼女が特にこの歌が好きで歌詞を4番まで覚えさせられました(笑)。当時はプロの捕手として覚えることが山ほどあったのですが、彼女に好かれたい一心でカラオケに行って必死になって覚えました。

 歌詞を読み込めば読み込むほどいい歌であることがわかる。四季を人生になぞらえて歌っているのですが、この歌を歌っていると元気がもらえます。カープの猛練習に耐え、ミスしても元気だけは忘れずに頑張ろうという僕のプレーの原点になっています。

 広島出身の拓郎は広島人の誇り。生まれ育った広島でカープのスターを目指した僕にとって、現役時代から特別な存在でした。

【プロフィール】
達川光男(たつかわ・みつお)/1955年生まれ、広島県出身。1978年、広島東洋カープ入団。1992年に現役を引退。1999年、広島東洋カープ監督に就任。福岡ソフトバンクホークスのコーチなどを経て、現在は野球解説者として活動する。

取材・文/鵜飼克郎

※週刊ポスト2022年9月2日号

ニューアルバム『ah-面白かった』を6月29日に発売(時事通信フォト)

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