7月の参院選で当選した生稲晃子議員(54才)が、いきなり矢面に立たされている。自民党の公認候補として東京都選挙区から出馬した生稲氏は、約62万票を獲得して当選したものの、選挙前に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の施設を訪れていたことが判明。取材に対し、「暑かったので顔を直したり、間違いがないようにしゃべるのに必死だった」と釈明し、批判の声は止む気配がない。
「元・おニャン子クラブの生稲はグループ卒業後、女優、タレントとして活躍。一方、私生活では数度のがん手術を経験し、早期発見と治療の啓発活動を行ってきました。
そういった経験を買われ、自民党最大派閥の安倍派に担がれて出馬した生稲は、“女性が働きやすい環境づくり”を公約に掲げて当選しましたが、メディアの候補者アンケートにほぼ無回答だったり、池上彰の選挙特番でインタビューを拒否したとして、『生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから』という関係者の声が伝えられたりと、政治家としての資質が疑われる騒動が次々と報じられました。さらに旧統一教会の問題も浮上し、早くも“議員失格”の声さえ上がっています」(ワイドショー関係者)
政治家の最大の仕事は世を正すこと。政治家としては駆け出しの人間が自分の意見を伝えられる場を与えられたのに、それを放棄する姿勢は理解しがたいが、そもそもなぜ生稲氏のような人物が選挙に担ぎ出されたのか?
「それはひとえにタレントの集票力です。今回の参院選でも生稲のほか、お笑い芸人の水道橋博士(60才)、俳優の中条きよし(76才)、元陸上選手の松野明美(54才)、YouTuberの『ガーシー』こと東谷義和(50才)など、数多くのタレント候補が当選しましたが、選挙戦で初めて名前を聞く人と、元から名前を知っている人では票の入り方が違います。