年を重ねたことで、疲れ目や目の不調が気になるという人は少なくないだろう。実はそれは、頭蓋骨のゆがみから来ている症状かもしれない。20年以上前から頭蓋骨に注目し、独自の矯正術を編み出したゴッドハンド骨格矯正士・清水ろっかん氏が語る。
「頭蓋骨は15種類23個の骨が組み合わさってできており、猫背など悪い姿勢のクセや、偏った体の使い方などの影響により、頭蓋骨はいとも簡単にずれたりゆがんだりしてしまいます。
頭蓋骨がゆがむと、眼球が納まるポケットである眼窩が狭くなります。すると、眼球が圧迫されて眼圧が上がり、眼の周囲の血流も悪化します」
そんな時にお勧めだというセルフケアが、「眼圧リセット」だ。眼圧が上がると緑内障を引き起こすこともあるといわれている。「頬骨ほぐし」と「眼窩ほぐし」は、それぞれ眼窩を広げて眼球の圧迫を取り去るケア。疲れ目や視力低下など、目の不調に効果的だ。20~30秒でできるから、図を参考に試して、目をリラックスさせていただきたい。
【プロフィール】
清水ろっかん(しみず・ろっかん)/骨格矯正士、柔道整復士。東京・高円寺の整体サロン「ろっかん塾」主宰。テレビ・雑誌でも活躍し、『眼圧リセット』(飛鳥新社)など著書多数。清水ろっかん著・長田夏哉監修『頭蓋骨リフト』(1430円、KADOKAWA)発売中。
モデル/竹内佐織(オスカープロモーション)、撮影/小倉雄一郎、取材・文/城川佳子
※週刊ポスト2022年9月2日号