8月17日、千葉市内の路上で女子高校生のスカートなどに尿をかけたとして、暴行の疑いで千葉県立袖ケ浦高校教諭の八木朋浩容疑者(32)が逮捕された。
「八木容疑者はこの女子高生を追いかけ、約1キロ先で再び尿をかけたと見られています。逮捕前日には、コンビニで女性店員に下着を見せつけたとして県迷惑防止条例違反容疑で逮捕されていました。市内では同様の事件が複数おきていて警察が関連を調べています」(全国紙社会部記者)
八木容疑者は野球部の部長で、県高野連の理事も務めていた。野球への情熱は人一倍だったと、古くからの知人が語る。
「八木は自身も高校球児で、岩手県内の中堅校で2年生秋にはエースナンバーをもらっていた。教師になったのも野球部の監督になるため。岩手県の高校で教師をしている時は社会人野球チームに加入していて、平日は野球部で指導、土日はチームで練習と野球漬けの日々を送っていた」
知人らは「このようなことをするとは思えなかった」と口を揃えるが、「野球部員への指導で悩んでいたのではないか」と指摘する声もある。
「八木先生は野球部の部長になる前に監督を務めていた時期があるが、部員に厳しすぎると問題視されていた。練習中は部員がいくら声を出しても『声が出ていない』と怒っていました。ある練習試合後のグラウンドのトンボかけでは、部員の動きが少しでも鈍くなると『はい、やり直し』ともう一度最初からやり直させていた。その時は5~6回繰り返させていて、あまりに理不尽だなと思った。次第に部員から元気がなくなり、チームの成績も低下。2年持たずに部長に降格になった」(高校野球関係者)
同校は2019年を最後に夏の甲子園予選は1回戦負けが続いている。夢と現実の乖離もあったのか。
「八木は実績を重ねて母校で監督をするのが夢だと語っていました。県内の1学年下に甲子園を沸かせた菊池雄星(現ブルージェイズ)がいて、“あんな選手を育ててみたい”と言っていた」(前出・知人)
※週刊ポスト2022年9月9日号