好きな女性アナウンサーランキング(オリコン調べ)で2013年から5年連続1位を獲得し、殿堂入り。今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)では9年連続で総合司会を担当──水卜麻美アナ(35)はなぜこんなにも長く愛されるのか。共演者、元同僚アナが知られざる素顔を証言した。【全3回の第1回】
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毎年恒例の『24時間テレビ』(8月27~28日)が今年も放送された。分刻みの目まぐるしい進行や生中継の緊張のなかで、羽鳥慎一と司会の大役を担ったのが水卜麻美アナだ。
「9年目の総合司会起用でもマンネリ感がないところはすごい。日テレの“顔”は水卜アナ以外に考えられないと改めて実感した」(日テレ関係者)
朝の情報番組『ZIP!』の総合司会に加え、『有吉ゼミ』、『午前0時の森』にも出演している水卜アナ。「女子アナ30歳定年説」などなんのその、入社13年目、35歳を迎えても人気はまったく衰えない。
足の引っ張りあいが日常ともいわれる女子アナ界にあって、水卜アナは「誰からも悪い話を聞かない」(同前)という希有な存在だ。
水卜アナが昨春までMCだった『スッキリ』でコメンテーターを務める調達コンサルタントの坂口孝則氏が語る。
「彼女は画面の外でもあのまんまで、親しみやすさの塊みたいな人です。あるとき、安い居酒屋で番組関係者の男性3人で飲んでいて、後で水卜さんが店に合流したんです。店員さんが『こんな店になんで水卜さんが?』って驚いていたけど、当たり前に溶け込んで注文していましたね。彼女の人との接し方は、相手が芸能人でも一般人でも何も変わらない。分け隔てがないんです」
水卜アナといえば、女子アナらしからぬ食レポでの「食べっぷり」が印象的だ。幾度も共演してきた大食いタレントのギャル曽根が語る。
「顔も可愛いし、頭もいいし、だけど食べるときはすごく豪快で、“本当に食べるのが大好きなんだな”と伝わるような美味しそうな食べ方をする。見ているこっちも食べたくなるんですよね。
それから、私の子供を小さい頃によく現場に連れていく機会があったのですが、控え室などでミトちゃんがすごく遊んでくれました。とくに娘はミトちゃんに会えるのをいつもとても楽しみにしていました」
芸人に「ぽっちゃり」をイジられ、ときに辛辣なツッコミを入れられるが、水卜アナ自身は「嫌だ」と思ったことはないという。
「本人は『なんにもしていないのに面白くネタにしてもらえるなんて』と、意に介していない。それどころか、『おいしいポジションです』と言って笑っていた」(別の日テレ関係者)