芸能

三田寛子が別居 女性問題より深刻な中村芝翫の「収入激減」、コロナ禍で給与形態変更

三田寛子

夫の収入激減で大打撃だという

 3度、夫の浮気を笑顔で許してきた“理解ある”妻を変えたのは一体何なのか。女優・三田寛子(56才)と歌舞伎役者・中村芝翫(57才)が結婚生活31年目にして分かれ道に立たされている。

 芝翫は2か月ほど前から三田と息子3人が暮らす都内の自宅を出て、別宅での生活をスタートさせていた。『週刊ポスト』(2022年9月9日号)によると、その別宅では、昨年12月に「3度目の不倫」が報じられた40代の女性の出入りが頻繁に目撃されているという。三田は別居の事実を認め、夫婦の今後について何かを諦めたかのようにこう語ったという。

「主人がいまの生活がいいというのであれば、そうなりますし、私が決めることではないので。もういい大人ですし、自分で考えて、決めるのだと思います」

 これまで芝翫は人気芸妓や贔屓筋の女性ファンとの不倫がキャッチされ、冒頭の女性とは京都のホテルでの密会が報じられた。そのたびに三田は梨園の妻として気丈に浮気夫を支えてきた。歌舞伎関係者は「今回の別居は、女性問題以外の理由もありそうです」と話す。

「実はいま、歌舞伎役者を震えさせる大問題が勃発しています。三田さんも、女性問題よりも重大な危機と捉えているようです」

 歌舞伎関係者が続ける。

「歌舞伎公演は、最大の興行主である松竹がほぼ一手に担っています。その松竹の経営状態がコロナ禍で悪化し、8月から歌舞伎役者に支払われる給与形態が大幅に変わったんです。これまで松竹は役者が舞台に立たない月でも給与の一部を払っていました。

 舞台出演時の給与の何割かが支払われていたイメージです。それが大幅に削減され、まったく支払われない役者も出てきました。コロナ感染により舞台を休んだときや、舞台そのものが休演になった際にも給与は大幅減額か、全額カットになったんです」

 8月に松竹から減額通知が出されると、梨園は大騒ぎになったという。

「市川猿之助(46才)、尾上菊之助(45才)、中村勘九郎(40才)といった歌舞伎界を背負って立つ看板役者でも、公演に出る機会がなければ軒並み給与はゼロに。もともとコロナ禍で座席数を半分にした際、重鎮の役者は出演料がカットされるなど苦しい思いをしていましたが、今回の松竹の決定はさらに大打撃です」(前出・歌舞伎関係者)

 ある有名歌舞伎役者が苦しい胸の内を明かす。

「コロナ禍で収入が激減し、有名な名跡を継いだ役者でもウーバーイーツや飲食店などのアルバイトをして凌いでいた状況でした。現に昨年には中村吉右衛門一門の重鎮で古参である弟子の中村吉五郎や中村富彦、中村又紫朗、中村芝喜松など多くの歌舞伎役者が廃業に追い込まれた。ようやくコロナが落ち着きそうなのにさらに収入が減るとなると、いよいよ生活が苦しくなります」

 歌舞伎の名門・成駒屋の当代である芝翫のような幹部クラスの役者でも、収入の大幅ダウンは避けられない。

「テレビドラマやCMなどで活躍する一部を除いて廃業する役者はさらに増えるでしょう。廃業しないよう弟子たちを支え屋号を維持するためにもいまが正念場。そんなときに自分勝手に振る舞う芝翫さんに周囲は失望の眼差しを向けている。三田さんもその空気を誰よりも肌で感じていると思います」(前出・歌舞伎関係者)

関連記事

トピックス

SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
漫画家・柳井嵩の母親・登美子役を演じる松嶋菜々子/(C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
松嶋菜々子、朝ドラ『あんぱん』の母親役に高いモチベーション 脚本は出世作『やまとなでしこ』の中園ミホ氏“闇を感じさせる役”は真骨頂
週刊ポスト
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン