俳優の香川照之(56)が相次ぐ週刊誌報道で窮地に追い込まれている。8月25日発売の『週刊新潮』で、銀座のクラブでホステスの女性に対して服の中に手を入れてブラジャーを剥ぎ取るなどの性加害問題を起こしていたことが報じられ、香川は謝罪に追い込まれた。
さらに翌週9月1日発売の『週刊新潮』では、女性への性加害を起こした同日に同じクラブで、香川が笑いながら別の女性の髪を掴んでいたという続報記事が報じられ、前日に写真付きで速報を配信した『デイリー新調』では「鬼の形相」と形容された。同日発売の『週刊文春』でも、出演していたドラマの懇親会で酔っぱらって女性スタッフを殴打していたとの暴行疑惑を報じられ、スキャンダルが止まらない。
当初は様子見だったCMスポンサー企業も対応を迫られ、トヨタはCM放送の見合わせを決定。「他社も追随するのではないか」(大手広告代理店関係者)とみられている。
この事態に頭を悩ませているのが、香川がMCを務める情報番組『THE TIME,』(TBS系)のスタッフや関係者である。8月26日放送の同番組では、香川自ら「私自身、自らの行動をしっかりと深く反省し自戒の念をきっちりと持って改めてまた日々を務めていきたいと思っております」と説明したが、出演が予定される9月2日放送回でも、新たな説明が求められることになるかもしれない。TBS関係者が窮状を打ち明ける。
「ふだん陽気なキャラクターの香川さんだけに、先週放送で冒頭に謝罪をした後の、見るからに暗く口数も少ない様子は見ていられないものでした。もっとも、ふだん通りに明るく振る舞っていたらさらなる批判を浴びていたわけで、あれ以外にやりようがなかったわけですが……。今週もさらなる釈明をすることになれば、またお通夜のような放送になってしまいます。
香川さんはよりによって金曜日限定のMCなので、毎週木曜日に出る『週刊新潮』『週刊文春』の発売翌日なんです。スキャンダルが報じられるとその直後ということで必ず注目を浴びますし、対応への時間も限られてしまう。香川さんにはそれまでスキャンダルがなかったので全く想定していなかったのですが、今となっては『最悪の曜日設定だ』とスタッフから不満の声が上がっています」