「端正な顔立ちと鍛え上げた肉体を武器に、80年代にはフジテレビ系の昼ドラ『嵐』シリーズなどで主演を張りました。しかし、年齢を重ねていくなかで役柄が限られるようになり、役者として思い悩んでいた。撮影現場で気分が落ち込むこともあり、自宅に電話をかける姿も見られていました。原さんの声を聞くことで、落ち着きを取り戻そうとしていたんでしょうね」(前出・芸能関係者)
しかし、渡辺さんはこの世に別れを告げた。
「渡辺さんの死後、原さんは憔悴しきって、食事も摂れない日々が続いていました。最近になってSNSで前向きな投稿ができるようになり、7月に入ってからはロケ番組への出演をして仕事復帰も果たしました。ですが、四十九日の法要を済ませた後も、“まだ夫をひとりにすることはできない”と納骨しなかったそうです。今回、放送された渡辺さんの最後の熱演を“夫婦”で見届けたいという思いがあったのかもしれません」(別の芸能関係者)
悲しみを乗り越えて、女優業でも新たな一歩を踏み出そうとしている。
「友人たちが食材を持って自宅を訪れ、一緒に料理をするなどして、原さんを元気づけています。仕事にも意欲を見せていて、来年1月から放送される連続ドラマへの出演が決まっているとか。オーケストラをテーマにしたドラマで、10月にはクランクインするようです」(前出・別の芸能関係者)
最愛の妻に笑顔が戻る日を、天国の渡辺さんも待ち望んでいることだろう。
※女性セブン2022年9月15日号