俳優の香川照之(56)の性加害報道。被害を受けた女性はもちろんのこと、銀座のクラブで働くママやホステスたちも同様にショックを受け、そして怒りをあらわにしている。
『週刊新潮』によると、香川はクラブホステスのブラジャーをはぎ取ったり、胸を触るなどの性加害を行なったという。被害女性はPTSDを発症し、騒動を止めなかったという理由でクラブのママを民事で訴えた。
「この騒動が起きたクラブ、現在は超人気店ですが、当時はオープンしたばかりだったといいます。オープン当初は通常、繁盛させようと店側も常連客をつかむために躍起になっていますから、普段以上のサービスを提供するものです。そうしたサービスの良さに、香川さんも気を良くしたのでしょうが、お酒が進むにつれて気が大きくなってしまったのかもしれません」(銀座のクラブ関係者)
銀座界隈で、香川の評判は芳しくなかった。あるクラブのママは「かなり酒癖が悪いとの評判でした。海老蔵さんと同じで、出入り禁止のお店も多いようです」と証言する。
名前があがった市川海老蔵もかつては酒癖の悪さで知られ、2010年には西麻布のバーで元暴走族の男とトラブルを起こし、殴られて大ケガを負う事件で世間を騒がせた。そんな海老蔵とは同じ歌舞伎俳優でお茶の間でも人気者という共通点がある香川だが、歌舞伎界でのプレッシャーから逃れるために、酒に逃げる日もあったようだ。
「香川さんが市川中車を襲名して歌舞伎界に入ったのは46歳だった2011年のこと。長男(市川團子)を歌舞伎俳優にしたいという強い思いから異例の年齢で梨園入りしたわけですが、新境地で受けるプレッシャーは相当なものだったのでしょう。眠れない日が続き、毎晩酒を飲んでいたことを、当時ご長男が明かしていました」(梨園関係者)
酒癖の悪さも手伝って起こしたとみられる性加害。さらに9月1日発売の『週刊新潮』では香川がホステスの髪の毛をつかむ様子を捉えた写真も掲載され、銀座のママやホステスたちも怒り心頭だ。
「酒品とか、品位がない方はノーサンキューです。 まして酔ってセクハラなんてあり得ません。それに髪を引っ張るなんてサイテーですね。わたくしなら店内から引きずり出します」(銀座クラブのママ)
また、香川の性加害報道を受け、ネット上では「ホステスなら多少のセクハラは我慢すべきだ」などといった、職業蔑視ともいえる的外れな意見も広がったが、こうした声にも夜の街で働く女性たちは心を痛めている。
「『ホステスなら触らせろ!』といったような 馬鹿にした書き込みもあり、悲しくなります。香川さんみたいな方のせいで、銀座の評判を落として欲しくないです」(前出のクラブママ)
羽目を外した夜遊びを繰り返していた香川。性加害報道以降もスキャンダルが続いているが、あるママは「まだまだ出ますよ」とポツリ。一体何が出てくるのか──。