スポーツ

日ハム・新庄剛志監督 神出鬼没のスケジュールに球団もメディアもてんやわんや

新庄監督の満面の笑みの裏で…(時事通信フォト)

新庄監督の満面の笑みの裏で…(時事通信フォト)

 最下位に沈む日本ハム。8月30日には両リーグ最速で70敗目に到達。借金は23まで膨らみ、5位に9.5ゲーム差をつけられている(9月4日終了時点)。ビッグボスこと新庄剛志監督にとっては歯がゆい試合が続くだろう。一方で、新庄監督はシーズン中も合間を縫ってイベント出演などを続けていているが、球団も記者も困惑する事態が生じているようだ。

 さる8月1日、新庄監督は東京・港区で開かれた警視庁のイベントに出演。特殊詐欺の被害を防ぐための「STOP!詐欺」広報大使に就任した。警察官の制服姿で登場した新庄監督は昨オフ、ダイエット指令を出して約10キロの減量に成功させた清宮幸太郎に言及。今オフには「マッチョ化計画」を提案する予定だと明かした。このニュースもメディアで報じられるや話題を呼んだ。

 しかし、このイベントの裏で報道陣からは困惑の声があがっていたという。テレビ局スポーツ担当記者が語る。

「新庄監督のイベント出演が球団から伝えられたのはまさかの前日。おまけに球団もイベントの内容を詳しく聞いていなかったようで……。取材しないわけにもいかないので、各メディアは警視庁に確認したりと、てんやわんや。今回は東京でのイベントだったので、なんとか取材クルーを用意できましたが……こうした状況が今シーズン何度か起きているので勘弁してほしい気持ちはありますね」

 通常、監督や選手が出演するイベントは、出演が決まり次第球団から各メディアに伝えられるので、こうしたケースは非常に珍しいという。一体、何が起きているのか。球団関係者はこう語る。

「新庄監督はシーズン中も球界、そしてチームを盛り上げるため、試合がない日にはメディアやイベントに出演するなど監督業以外の仕事を行なっています。そちらの仕事に関しては大手芸能事務所がマネジメントしているのです。球団と事務所という2つの所属先が情報をやり取りしなくてはいけないという状況に加え、シーズン中にこうした活動を積極的に行なう監督は前代未聞なので、手さぐりの面があるのでしょう……。新庄監督はメディアに取り上げてもらうために出演しているわけですが、報道陣から不満の声が上がっている以上、対応を考える必要があるのではないか」

関連キーワード

関連記事

トピックス

米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
埼玉では歩かずに立ち止まることを義務づける条例まで施行されたエスカレーター…トラブルが起きやすい事情とは(時事通信フォト)
万博で再燃の「エスカレーター片側空け」問題から何を学ぶか
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
事業仕分けで蓮舫行政刷新担当大臣(当時)と親しげに会話する玉木氏(2010年10月撮影:小川裕夫)
《キョロ充からリア充へ?》玉木雄一郎代表、国民民主党躍進の背景に「なぜか目立つところにいる天性の才能」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
米利休氏とじいちゃん(米利休氏が立ち上げたブランド「利休宝園」サイトより)
「続ければ続けるほど赤字」とわかっていても“1998年生まれ東大卒”が“じいちゃんの赤字米農家”を継いだワケ《深刻な後継者不足問題》
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン