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竹内涼真、『六本木クラス』が好評 スキャンダルイメージ払拭で“頼れる俳優”に急成長

ゾンビが少ない?…

評価が高まる竹内涼真

 Netflixで全世界に配信され、大ヒットを記録した韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版リメイク『六本木クラス』(テレビ朝日系)が好調だ。

 企画発表当初は、原作ファンを中心に“あまり期待できない”という声もあった『六本木クラス』。初回の平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とまずまずの数字だったが、徐々に下降し、7月20日放送の第3話では7.0%に落ちてしまった。しかし、そこから回復し、評価を上げていく。

 そんななか、第8話放送前日の8月24日、竹内涼真演じる主人公の敵役である香川照之に関する性加害疑惑が『デイリー新潮』に報じられることとなる。しかし、8月25日放送の第8話では10.0%の2桁に到達した。

「香川さんの不祥事発覚ということで、出演シーンがどうなるのかという点に注目が集まったのは事実。そこが気になった視聴者も少なからずいたでしょうし、この報道が視聴率アップに貢献したとの見方もできると思います。ただ、それ以上に作品そのものの評価が高まっているんですよ。特に正直で強い信念を持つ主人公を演じる竹内さんの演技が好評です」(テレビ局関係者・以下同)

 2014年に『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)で主演を務め、注目されることとなった竹内。その後、2017年にNHK連続テレビ小説『ひよっこ』、TBS系『陸王』などに出演し、大ブレイクを果たした。しかし、2020年に恋愛スキャンダルが出てしまう。3年ほど交際していた女優の吉谷彩子から、三吉彩花に“乗り換えた”と報じられたのだ。

「竹内さんは、ブレイク直後は“アイドル的”な人気だったんですが、定期的に熱愛報道があったうえに“乗り換え疑惑”が浮上したことによって、かなりスキャンダラスなイメージがついてしまった。人気は急落し、エンタメニュースなどで取り上げられる機会も減りました。あのままいけば、俳優としてのキャリアもそのまま右肩下がりになっていきそうな雰囲気があったことは事実です」

熱愛スキャンダルをバネに

 その後、竹内は日本テレビとHuluが共同制作したゾンビドラマ『君と世界が終わる日に』で主演を務める。

「海外のゾンビドラマに比べると特殊効果も展開も微妙で、正直あまり評価が高い作品ではない。でも、竹内さんの演技はそこまで不評ではないんですよね。日本ではゾンビドラマがほとんどなく、成功する可能性が低いことは事前に多くの人が感じていたことでしょう。こういったドラマの主演を務めることは俳優にとっては、ネガティブな要素も多いはずなのに、竹内さんの場合はそうなっていない。愚直な役柄や暑苦しいセリフでも、竹内さんが演じたら自然と成立するという空気を感じますね」

『六本木クラス』のような海外人気ドラマのリメイク版は、本家と比較されがちだという点で、俳優にとって“貧乏くじ”になりやすいとも言われている。

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