国内

雅子さま、エリザベス女王から届いた温かい手紙 葬儀参列で伝える感謝

御代がわり後初の海外訪問となる(2018年11月、東京・千代田区。写真/JMPA)

御代がわり後初の海外訪問となる(2018年11月、東京・千代田区。写真/JMPA)

 国際経験の豊富な雅子さまにとって「皇室の国際親善の新時代を拓く」ことは使命だった。しかし、皇后になられてすぐのコロナ禍で、世界への扉は閉ざされた。そこに届いたのがエリザベス女王の訃報。9月8日に96才でこの世を去った女王の葬儀が19日に催されることが決まり、天皇皇后両陛下が参列されることが発表された。

 雅子さまは、エリザベス女王と対面されたことはない。本来であれば、即位(2019年5月)の1年後の2020年5月、女王の招待によりイギリスを訪問され、それが雅子さまの皇后としての「初海外」となるはずだった。しかし、コロナ禍で棚上げになったままだ。

 今年6月には、エリザベス女王が在位70年を迎え、イギリス国内で「プラチナ・ジュビリー」が盛大に行われたが、雅子さまも陛下も、直接祝福を伝えられなかった。エリザベス女王が亡くなったいま、その思いを届ける機会は永遠に失われた。とりわけ、雅子さまの落胆は大きかったという。

「愛子さまが誕生される前、雅子さまにはお世継ぎの期待が寄せられ、大きなプレッシャーを感じられていました。

《しばらくこちらで暮らしてはいかがですか》

 そんなとき、エリザベス女王から、ご夫妻が一時的にイギリスで生活することをすすめる手紙が届いたのです。実現はしませんでしたが、雅子さまは遠くイギリスからの温かい言葉に、いたく感謝されていたといいます」(ベテラン皇室記者)

 雅子さまにとって、葬儀への参列は、哀悼の意とともにエリザベス女王への感謝を伝える機会でもあるのだ。

「ご体調の波がある上、慣例に照らせば秋篠宮ご夫妻の参列でも問題はありません。しかし、皇室と英王室の関係を考慮したときに、やはり両陛下が参列して敬意を示し、英王室から適切な接遇を受けるのが望ましいといえます。雅子さまは“紀子さまに任せることはできない。皇后の責務である”という強いお気持ちで、イギリス訪問のご覚悟を固められているのでしょう」(宮内庁関係者)

 両陛下にとっては、即位後初の海外訪問となる。だが、新型コロナの影響で国内の地方公務さえままならない状況での突然の海外訪問には、心配の声も上がる。

「特に雅子さまです。コロナ禍以降、公務の絶対数が減り、お出ましになれない期間が続き、ご体調を整えにくい状態が続いているとされています。オンライン公務や、都内での公務はなさっていますが、まだ療養中です。海外渡航は移動の負担の大きさもケタ違いで、大きな壁でしょう」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン
ソロとして音楽活動5周年を迎える香取慎吾
《ソロで音楽活動5周年》香取慎吾が語った「5人とは違って…」「もっとできるはずなのに」ソロで経験した“挫折” ライブツアーでは「パーフェクトビジネスアイドル」としてファンを沸かせる
NEWSポストセブン
13年ぶりの写真集『ふたたび』(双葉社)を5月30日に発売
小向美奈子 Xで「今年結婚します!」投稿の真意を本人に聞いた 今でも「年に1~2回くらいは求婚される」と語る彼女は“ダーリン”との未来予想図をどう描くのか
NEWSポストセブン
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
NEWSポストセブン
6月3日に亡くなった長嶋茂雄さんとの写真を公開した大谷翔平(公式インスタグラムより)
《さようなら長嶋茂雄さん》大谷翔平から石原裕次郎まで、誰からも愛された“ミスター”の人生をスターたちとの交流で振り返る 
女性セブン
沖縄を訪問される天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年6月4日、撮影/田中麻以)
《愛子さま 初めての沖縄ご訪問》ブルーのセットアップで母娘の“おそろい”コーデ再び! 雅子さまはくすみカラーで落ち着いた着こなしに
NEWSポストセブン
人気インフルエンサーがレイプドラッグの被害者に(Instagramより)
《海外の人気インフルエンサーが被害を告発》ワインに“デートレイプドラッグ”が混入…「何度も嘔吐し、意識を失った」「SIMカードが抜き取られていた」【オーストリア】
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平が帰宅直後にSNS投稿》真美子さんが「ゆったりニットの部屋着」に込めた“こだわり”と、義母のサポートを受ける“三世代子育て”の居心地
NEWSポストセブン
『激レアさんを連れてきた。』に出演するオードリー・若林正恭と弘中綾香アナウンサー
「絶対にネタ切れしない」「地上波に流せない人もいる」『激レアさんを連れてきた。』演出・舟橋政宏が明かす「番組を面白くする“唯一の心構え”」【連載・てれびのスキマ「テレビの冒険者たち」】
NEWSポストセブン
「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
現場には規制線がはられ、物々しい雰囲気だった
《中野区・刃物切りつけ》「ウワーーーーー!!」「殺される、許して!」“ヒゲ面の上裸男”が女性に馬乗りで……近隣住民が目撃した“恐怖の一幕”
NEWSポストセブン
シンガポールの元人気俳優が性被害を与えたとして逮捕された(Instagram/画像はイメージです)
避妊具拒否、ビール持参で、体調不良の15歳少女を襲った…シンガポール元トップ俳優(35)に実刑判決、母親は「初めての相手は、本当に彼女を愛してくれる人であるべきだった」
NEWSポストセブン