スポーツ

羽生結弦「俳優オファー」と「ポスター流出」 日本と中国で起きた“すべらない話”

羽生結弦の身の回りで起きた“事件”(時事通信フォト)

羽生結弦の身の回りで起きた“事件”(時事通信フォト)

「いろいろオファーはあって。でも、お断りしているのです」。苦々しい顔でそう話すのは羽生結弦(27才)。氷上では見られない険しい表情を見せたのは9月10日、地元の宮城・仙台の情報番組『サタデーウォッチン!』(東北放送)に生出演し、今後の活動について口を開いたときだった。

「番組MCから、映画の出演などもあるのかと聞かれて、そう答えていました。唐突な質問だと思われるでしょうが、仙台では羽生さんの演技力に期待する声は少なくないんです。

 実は2016年に仙台を舞台にした映画『殿、利息でござる!』にお殿様役でゲスト出演しています。独特の存在感で、少ないながらせりふも完璧でした。当時、現役バリバリだった羽生さんは俳優オファーに悩んだそうですが、お父様と台本を読み『仙台のためになるなら』と最終的には快諾。プロ転向後、幅広い活動に期待する声もあるようで、俳優オファーは今後も絶えないでしょうね」(仙台のテレビ局関係者)

 しかし、冒頭の番組では、4回転半への挑戦を続けることも断言。いまでもスケートに集中している様子が伝わってくるが、羽生の周囲で盛り上がるのは、またしても“すべらない話”なのである。

 9月12日、『日中国交正常化50周年記念慶典』に、羽生が特別ゲストとして出演することが発表された。同祭典は、今年9月に日本と中国が国交正常化50周年を迎えたことを記念して開催されるもの。主催は記念慶典組織委員会で、委員会メンバーの最高顧問には福田康夫元首相(86才)や自民党の元幹事長の二階俊博議員(83才)らが名を連ねる。日中の有名企業50社が賛同し、外務省や駐日中国大使館などが後援する。

 羽生のほかには、雅楽師の東儀秀樹氏(62才)、バイオリニストの川井郁子氏(54才)ら、日中の著名人がゲスト出演するが、羽生の出演発表までには紆余曲折があった。

「この8月には祭典の公式ホームページに、ほかの出演者とともに羽生さんの名前も掲載されていたんです。目ざといファンが見つけ“国際イベントにゆづが出る!”という情報が拡散。ところがなぜかすぐに羽生さんの名前だけ削除されて、『サプライズゲスト』という表記に変更されました。

 何が起きたのかと騒然となる中、8月下旬頃には、日本に住む中国人向けポータルサイト『中文導報』に、羽生さんの写真がデカデカと載った同祭典のポスターが掲載されたのです。公式発表がない中でのポスター“流出事件”にファンは困惑していました」(在日中国人ジャーナリスト)

関連キーワード

関連記事

トピックス

隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
NHKの牛田茉友アナウンサー(HPより)
千葉選挙区に続き…NHKから女性記者・アナ流出で上層部困惑 『日曜討論』牛田茉友アナが国民民主から参院選出馬の情報、“首都決戦”の隠し玉に
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと住所・職業不詳の谷内寛幸容疑(右・時事通信フォト)
〈15歳・女子高生刺殺〉24歳容疑者の生い立ち「実家で大きめのボヤ騒ぎが起きて…」「亡くなった母親を見舞う姿も見ていない」一家バラバラで「孤独な少年時代」 
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト