現在、公開中の映画『HiGH & LOW THE WORST X』で、俳優デビューを果たした中本悠太(26。以下、ユウタ)に注目が集まっている。同作は、EXILEのHIROが総合プロデュースする『HIGH & LOW』(以下、ハイロー)プロジェクトの最新作で、前作『HiGH & LOW THE WORST』に引き続き、不良漫画『クローズ』『WORST』(原作・高橋ヒロシ)のクロスオーバー映画だ。
ユウタは、韓国の事務所・SMエンターテインメントに所属する男性グローバルグループ「NCT 127」の日本人メンバーとして韓国を拠点に活動している。NCT 127は、高い歌唱力とダンスパフォーマンス、先鋭的な世界観が世界中で人気を博しているグループだ。
そんなNCT初の日本人メンバーであり、華やかなビジュアルと高いパフォーマンス力でデビュー以前から注目を集めてきたのがユウタだ。現在、個人のインスタグラムフォロワー数は850万人を超え、日本国内の男性アカウントで1位を誇る(女性アカウント1位は渡辺直美の990万人)。また、『Forbes JAPAN』による「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2022」にも選出され〈日本発「世界を変える30歳未満の30人」〉として注目されている。
今作のハイローでは、不良高校・鬼邪高校の前に新たな敵として立ちはだかる瀬ノ門工業高校最強の男・須嵜亮を演じる。アクション監督・鈴村正樹氏が、公式パンフレットで彼のプロフェッショナリズムを激賞しているが、観客からの評価はどうなのか。
スクリーンに映し出されたユウタの目力に、「俳優としてのポテンシャルを感じた」というのは、テレビ局でディレクターを務める女性・Aさん(30代)。
「仕事の関係でハイローを観に行きました。前情報を全く知らないまま鑑賞しましたが、ユウタが演じる須嵜の存在感が圧倒的でした。セリフが少なく、沈黙のまま感情表現をするシーンが多いキャラクターでしたが、立ち姿からアクションシーンまで、目が離せなかった。とにかく、大きなスクリーンに“映える”という言葉がぴったり。アップで敵を睨みつけるシーンなどは、その目力が凄まじく、カリスマを感じました。
K-POPのなかでも高度なダンステクニックを要求されるNCTのメンバーだけあって、身体能力が高いことは理解していましたが、俳優デビュー作であれだけのバトルアクションをこなすのは、素質だけでなく努力あってのことでしょう。現在は、韓国を中心に活動していますが、音楽だけでなく俳優業でも輝く逸材だと思います」(Aさん)