画家・玉井力三の世界 学年誌の表紙画の進化と輝いていた昭和の時代に壇蜜も感嘆
美術史家で明治学院大学教授の山下裕二さんと壇蜜さんが、玉井力三の世界について語り合う(撮影/太田真三)
会場には、玉井力三が手がけた学年別学習雑誌「学年誌」表紙絵の原画が249枚(描き直しの絵を含めると250枚)展示されている(撮影/太田真三)
『小学一年生』1964年11月号 背景の万国旗や日本選手団のスーツ姿で東京五輪を物語る(撮影/藤岡雅樹)
『小学二年生』1968年6月号 無線機など、その時代の子供が憧れたアイテムが描かれた(撮影/藤岡雅樹)
『小学二年生』1970年1月号 アポロ11号の月面着陸を受け、ロケットや宇宙服が登場(撮影/藤岡雅樹)
廊下には歴代の『小学一年生』の表紙が勢揃いする特大バナーも展示。時代を映す圧巻の史料をお見逃しなく(撮影/太田真三)
玉井力三の魅力とは(撮影/太田真三)
東京タワー『小学二年生』昭和43(1968)年9月号 「今も通用しそうなクオリティ。私もほしいです」と語る壇蜜さん(撮影/太田真三)
光る太陽のとう『小学二年生』昭和45(1970)年7月号(写真中央)背面では塔内部の「生命の樹」も再現(撮影/太田真三)
アポロロケット『小学二年生』昭和45(1970)年1月号 機体に各部の構造の説明も(撮影/太田真三)
『パーマン』登場の『小学二年生』 昭和42(1967)年6月号の表紙(撮影/藤岡雅樹)
『パーマン』登場の『小学二年生』 昭和42(1967)年6月号の原画(撮影/藤岡雅樹)
『小學五年生』大正11(1922)年10月号(創刊号)全学年の中で、『小學五年生』から学年誌は始まった(『小學六年生』も同時創刊』)
アトリエの玉井力三。自ら撮影に立ち会ったモデルの写真を元に表紙絵として組み立てる
『三笠艦橋の図』(模写)昭和4(1929)年/油彩、カンヴァス/上越市立春日新田小学校蔵 日露戦争を題材とし、東郷平八郎直筆の揮毫も(撮影/太田真三)
『ユーモア』昭和24(1949)年9月号 玉井が手がけた、現存する最古の表紙絵/油彩、カンヴァス 個人蔵
『椿咲く頃』1950年代 油彩、カンヴァス 個人蔵 表紙絵と同様、写真を元に描かれた