あるキャスティング情報に芸能関係者が色めきたった。10月8日放送スタートのドラマ『孤独のグルメSeason10』(テレビ東京系)に、えなりかずき(37才)の出演が発表されたためだ。
2017年の連続ドラマ『サヨナラ、えなりくん』(テレビ朝日系)に出演以降は、ドラマのレギュラー出演はゼロ。俳優仕事はおろかメディア出演自体が激減していた。3才から芸能界で活躍する「国民的子役」出身のえなりの“再始動”を、あるテレビ関係者はこう話す。
「『孤独のグルメ』はゲスト出演ですが、この8月、9月とバラエティー番組にもよく出ていますし、明らかな変化とみています。あの人との関係が雪解けを迎えたからだと言われていますね」
あの人とは、『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)シリーズでえなりの母親役を演じた泉ピン子(75才)のことである。『渡鬼』は、1990年から2011年まで20年以上も続いた長寿ドラマで、2人は中華料理店「幸楽」の嫁・小島五月とその長男・眞を演じてきた“母子”の間柄。ピン子も本当の息子のようにかわいがっていた。2011年の放送終了後はスペシャル番組として年に1回のペースで続いていた。しかし2015年の回を最後に、2人が同じ場面に出ることはなかった。
その理由を明かしたのが、2人の恩人である脚本家の橋田壽賀子さん(享年95)だった。2019年に『週刊文春』のインタビューで《一緒に出ると、えなり君がおかしくなるんですって、発疹が出たり》と、えなりがピン子に対して“共演NG”を出していたことを明かしたのだ。
「子役の頃からの関係ということもあり、ピン子さんはえなりさんに厳しかった。演技指導だけじゃなく、えなりさんの私生活にまで口を出すようになり、『結婚相手は私が認めないとダメよ』と話したことも。
こうしたお節介が、えなりさんが大人になるにつれ、煩わしく感じていった。さらに、えなりさんのマネジャーとして帯同していた母親から毛嫌いされていたことが、ピン子さんの耳に入ってしまい、えなり家とピン子さんも険悪になってしまったんです。その対立に嫌気が差したえなりさんは、ついに発疹が出るまでになり……」(ドラマ関係者)