スポーツ

「スルー対応」が続く坂本勇人のスキャンダル テレビ、新聞の若手記者からは「巨人を担当したくない」などの声も

坂本勇人の女性スキャンダルをTV局などが報じない理由は?(時事通信フォト)

黙殺が続く坂本勇人の女性スキャンダル(時事通信フォト)

 CS進出を逃し、巨人の今シーズンが事実上終了した。その一方で、巨人・坂本勇人の女性スキャンダルが文春オンラインで報じられ、3週間が経とうとしている。坂本は報道後もスタメンで試合に出続け、CS進出に向けて戦っている。球団は記者会見を開かずに沈黙を貫き、新聞、テレビは一切報じていない。一方で週刊誌、ネットメディアはこのスキャンダルを取り上げ、坂本が試合に出続けていること、球団がペナルティーを科さないことに対して批判的な論調が目立つ。

 テレビ局で他球団の担当を務める30代の男性記者は、坂本のスキャンダルを報じない自社の方針に疑問を感じているという。

「元ロッテの清田育宏がコロナ禍に度重なる不倫デートで契約を解除された時は各メディアが大々的に報じたのに、なぜ黙殺を続けるのか。巨人の担当記者に聞いたら、『坂本のトラブルに触れたら球団ににらまれるだろうし、会社からは活躍した時に取り上げればいいと言われている』とぼやいていました。正直、僕も巨人担当をやれと言われたら……。被害者と示談が成立しているからって沈黙を続けていることに疑問の声があるのは当然ではないか。世間の常識と乖離していると思うし、メディアの側だって『なぜ新聞は巨人を特別扱いするんだ』と叩かれる。その通りだと思いますし、ファンからも見放されますよ」

 新聞、テレビがこのスキャンダルをスルーしていることに、現場の記者からは反発の声が少なくない。40代のスポーツ紙デスクも渋い表情を浮かべる。

「昔は巨人担当に配属されたら花形だったんですけどね……。20代の記者たちは、巨人が『球界の盟主』と言われてもピンとこないらしい。彼らの学生時代はソフトバンクの黄金時代で、巨人が圧倒的に強かった時代を知らない。世代間のギャップは感じますね。大谷翔平や侍ジャパンの選手たちのほうが世間の注目度は高いのに、50代の上司たちの方針で巨人至上主義の紙面を作っている。今回の坂本のスキャンダルも『なぜウチは報じないんですか?』と不信感を募らせている若手の記者が少なくない」

関連記事

トピックス

ロシアのプーチン大統領と面会した安倍昭恵夫人(時事通信/EPA=時事)
プーチンと面会で話題の安倍昭恵夫人 トー横キッズから「小池百合子」に間違われていた!
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
「日本人ポップスターとの子供がいる」との報道もあったイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
イーロン・マスク氏に「日本人ポップスターとの子供がいる」報道も相手が公表しない理由 “口止め料”として「巨額の養育費が支払われている」との情報も
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《会社の暗部が暴露される…》フジテレビが恐れる処分された編成幹部B氏の“暴走” 「法廷での言葉」にも懸念
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
長嶋茂雄さんとの初対戦の思い出なども振り返る
江夏豊氏が語る長嶋茂雄さんへの思い 1975年オフに持ち上がった巨人へのトレード話に「“たられば”はないが、ミスターと同じチームで野球をやってみたかった」
週刊ポスト
元タクシー運転手の田中敏志容疑者が性的暴行などで逮捕された(右の写真はイメージです)
《泥酔女性客に睡眠薬飲ませ性的暴行か》警視庁逮捕の元タクシー運転手のドラレコに残っていた“明らかに不審な映像”、手口は「『気分が悪そうだね』と水と錠剤を飲ませた」
NEWSポストセブン
金田氏と長嶋氏
《追悼・長嶋茂雄さん》400勝投手・カネやんが明かしていた秘話「一緒に雀卓を囲んだが、あいつはルールを知らなかったんじゃないか…」「初対決は4連続三振じゃなくて5連続三振」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! ミスター長嶋茂雄は永久に!ほか
「週刊ポスト」本日発売! ミスター長嶋茂雄は永久に!ほか
NEWSポストセブン