盛り上がった僧帽筋と両肩に、筋骨隆々の両腕が全開の黒のタンクトップ姿。ここまで露出度の高いタンクトップで庶民派スーパーに出歩けられるのは、もはや、レスラーかジムのトレーナーぐらいだろう。しかも、身長も約180cmと高いから、その存在感は周囲を圧倒してしまう。
場所は都心のど真ん中だが、24時間営業のスーパーでの深夜の買い物だっただけに店内の客の数は少なかったが、たまたま居合わせたある30代女性客は「全身黒ずくめだし、もうオーラ放ちまくりで、すぐにただ者じゃないとは気が付きました。カーゴパンツにサンダルとラフだったのですが、おしゃれな雰囲気もあったので、よーく見てみたら、山本耕史さん(45才)でした。私、『鎌倉殿の13人』を見てるから、あっ、三浦(義村)だ。ドラマで見たまんまのマッチョだ~って、高まりました」と、うれしそうに明かした。
現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、小栗旬(39才)演じる主人公北条義時の親友役を好演中だ。毎週、次々と登場人物が殺されている同ドラマの中で、初回放送時から生き続けている貴重な存在。ニヒルなキャラクターがハマリ役と称賛されている。
あるテレビ局関係者は、「中でも、新垣結衣さん(34才)演じる義時の妻・八重が亡くなった5月の第21話は、一番話題になりました。子供を川から救出したシーンでの、山本さんの胸と背中がムキムキの上半身裸姿が、SNS上でコメントで溢れたのです」と振り返る。女性視聴者たちからは『イケオジ』、『堀北真希ちゃんが結婚したのも納得』との黄色い声が、男性視聴者からは『ガッキーロスに浸りたいのに、義村の裸体が頭から離れん』と嫉妬交じりに語られたほどだった。
しかも、前出の女性客は「買われていたのは、お肉が多かったように見えました」とほくそ笑む。筋肉作りの一端は、その体格と服装だけでなく、買い物袋の中からも垣間見えていたという。
ある芸能関係者も「そういえば、5月公開の映画『シン・ウルトラマン』の舞台あいさつでも、好きな言葉というお題に『プロテイン。本当はダンベルと言おうとしたけれど』と筋肉回答していましたね」と笑う。9月5日公開の映画『ピノキオ』のイベントに登壇した際も「僕はトレーニングが趣味。広背筋の上部がまだ(筋肉が)足りないので、もうちょっと付けたい」と、ディズニーの名作とはおよそかけ離れたことで熱く語っていた。
山本自身でも認めているが、四六時中、筋肉のことを考えているのだろう。