あるテレビ朝日関係者は「土下座シーンは予定していたようですが、香川さんが頑なに拒否されたと聞いています」と明かした。
このシーンは、8月下旬に報じられた「銀座ホステスへのセクハラスキャンダル」発覚後に撮影されたという。前出のテレビ朝日関係者は続ける。
「香川さんは、騒動を引きずる様子を見せず、いつもと同じ感じで撮影現場に来られました。さすがのプロ根性だと誰もが思ったのですが、土下座シーンだけは拒否されたのです。囁かれている理由は2つ。“俳優としてこれ以上、土下座のイメージがつくのが嫌だった”こと。そして、“セクハラ騒動で各方面に謝罪した直後だったため、ドラマに現実のスキャンダルが連想されるリスクがある”というものだったそうです。
スタッフは何とか土下座をとお願いしたものの、最後まで首を縦に振らなくて、やむなく脚本を修正したそうです。香川さんサイドの言い分もわかるのですが、オリジナルが偉大な作品ゆえ、そこから逸脱することもリスク。現場はかなり騒然としました」
土壇場でのまさかの本人NGだったという。実は、この『六本木クラス』の現場は、最初から最後までドタバタだった。別のドラマ関係者は「クランクイン直後のころには、あるメイン級のキャストが何日もドタキャンをして、撮影が滞って大慌てでした。さすがの竹内さんも困り果てていました」と明かした。
「リアルにこだわり、通行人でごった返す六本木で撮影し、キャストにも振り回されるなど、現場は想像以上に大変でした。主演の竹内さんをはじめ、テレビ朝日の局員たち、番組スタッフは本当に頑張ったと思います。大成功とはいかなかったけど、無事に放送を終えられただけでもラッキーだったのかもしれません」(前出・テレビ朝日関係者)
毎週の放送を楽しんだファンもいただけに、本当に完走できただけでも充分だったのかもしれない。