9月下旬、俳優・小出恵介(38才)の姿は、都内の牛丼チェーン店にあった。そこに現れた、ベージュのブラウスに黒いプリーツスカート、ベルトはグッチ、肩からルイ・ヴィトンのチェーンバッグを合わせた30代の女性。全身ハイセンスなブランドで固め、艶やかなロングの黒髪からも、知的で落ち着いたセレブな雰囲気が漂う。
「ふたりは待ち合わせをしていたようで、手際よく2人分の牛丼をテイクアウト。出来上がるまで、カウンターで楽しそうにおしゃべりをしていました。まさかこんな庶民的なお店で小出くんがデートするなんて……としばし見入ってしまいました」(居合わせた女性客)
その後、ふたりは歩調を合わせ、通い慣れた様子で路地にひっそりと佇む長期滞在型ホテルへと消え、そのまま朝まで出てくることはなかった。そしてその翌日も、小出は仕事後に同じホテルへと足を運んだのだった。まさにいまは小出にとって重要な時期だ。9月30日には6年ぶりの主演映画『Bridal, my Song』が公開された。
「20日の完成披露試写会に登壇したときは、目を潤ませながら、作品作りに再びかかわれたことへの感謝を語っていました。一度はどん底を見ましたから、万感の思いが込み上げてきたのでしょう。9月22日には舞台『12人の淋しい親たち』への出演も果たしました。今年はさらにもう1本、『家族という病』という主演映画の公開も控えていますよ」(映画会社関係者)
小出といえば、映画『パッチギ!』(2005年)、ドラマ『ごくせん』(第2シーズン・2005年)などへの出演で注目を浴び、順調に実力派俳優としての地位を築いてきた。だが、そんな小出のキャリアは2017年6月、スキャンダルで水泡に帰す。未成年女性との不適切な関係が報じられ、9月に書類送検。不起訴になったものの、無期限の活動休止処分を受け、翌年6月、契約満了とともに所属事務所を退所した。
「明石家さんまさん役で出演予定だったネットフリックスのドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』を降板するなど、ほぼすべての仕事がキャンセルに。CMも契約解除となり、当時、違約金は5億円にのぼるとも報じられました」(芸能関係者)
活動の場を失った小出は、2018年10月に日本を離れ、米ニューヨークに渡った。
「英語学校で語学を習得するのと同時に、演技学校にも通い、俳優としてゼロからのスタートを切りました。2020年にMISIAらが所属する事務所に入って徐々に活動を再開。現在も東京とニューヨークの2拠点生活を続けています」(前出・芸能関係者)
ニューヨークでの修業でさらに磨きをかけた演技派俳優の“復活”を歓迎するファンが多い一方、眉をひそめる人がいるのも事実だ。
「小出さんは未成年女性とのスキャンダルの際に、“20代半ばはババア”という発言が大きく報じられ、女性から強い反感を買った過去がある。若い女性が好きなイメージが付き、同時に多くの“オトナ女子”を敵に回してしまいました」(テレビ局関係者)