ヘア&メイクアップアーティスト山本浩未さんが、オトナのための美容情報を紹介。今回は、ティント処方で唇の輪郭を長時間キープできるリップペンシルを教えていただきました。
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常々言っていますが、大人はいろんなところが形崩れしてくるから、メイクで形を整えたり、フォローしたりすることが大切になります。もちろんリップメイクも同様。大抵の人はリップをチョチョッと塗って終了だと思いますが、唇の輪郭をちょっと整えるだけで、仕上がりが全然変わります。
そのためにリップペンシルが活躍するのですが、従来のリップペンシルって芯が細いものが多いでしょ? その細さが繊細なラインを引くのには便利なのですが、上手に使わないとラインがくっきり悪目立ちしがち。今回おすすめするB IDOLの『1 moreペンシル』は、クレヨンみたいな太軸のペンシルなので、いい意味でざっくりしたラインが引けてくっきりしすぎない。輪郭を整えたら、そのまま中を塗りつぶすことができるのもポイントです。
明るめの色みも、大人のくすんだ唇向き。ちょっと浮いて見えるかもしれませんが、ベースに仕込むことで、唇のくすみがカバーできるんです。やり方は、ざっくり輪郭を描いたら中を塗りつぶし、輪郭に沿って指先で軽くなぞってなじませます。その後、いつも使っている口紅を重ねるだけ。
マスクが手放せないいまなら、リップクリームを重ねてもOK。「最近はリップクリームだけ」という人も、このリップライナーを仕込むことで、唇の色も形もフォローできますよ。リップペンシルには珍しいティント処方なので、色が落ちにくいのもいまどきです。
色みは2色あって、おすすめは肌なじみがいいコーラルっぽいベージュの02番。オリジナルの使い方ですが、私は下まぶたの目尻にもちょっとプラスしています。目元が柔らかい印象になりますよ。
こういう新しい工夫があるプチプラアイテムを活用することで、大人の「残念」を簡単にカバーできます。どんどん取り入れていきましょうね!
【プロフィール】
山本浩未/ヘア&メイクアップアーティスト1964年生まれ。「今すぐ実践できる」を発信する、メイクの第一人者。
※女性セブン2022年10月20日号