少し不釣り合いにも思えるイケメンでがたいのいい男性が、サブカルチャーの聖地・東京の秋葉原で、簡素なイスに座って目の前のテーブルでカードゲームに興じていたという。
秋葉原駅から徒歩1分。電気街ど真ん中の6階建てビルは、丸ごと1棟「ポケモンカード」の専門店。レアカードを探したり、カードの売買、そして毎日開催されているポケモンカードのバトル大会のためにと、連日大勢の客でごったがえす人気店である。
9月26日。平日の夕方にふらっと訪れた冒頭の男性は、8人で競ったカードバトルでライバルを次々と倒して優勝。ただ、誰も彼の正体には気付かぬままに静かに終わった。それも致し方ない。何せ本名は明かされぬままで、プレイヤー名は「リアンのパパ」だったのだから。
その正体は、数時間後に予期せぬところで明かされた。同店が公式ツイッターで《本日16時開催の『バトル』全勝されたのはリアンのパパさんでした! おめでとうございます!》と結果をツイートすると、よっぽどうれしかったのか、その男性は自分のツイッターで引用リツイートをして《初めての大会 楽しかったー!》とカードの写真とともに笑顔の絵文字つきで投稿。あっという間に、SNS上で話題となった。
当該の人物は、人気俳優・新田真剣佑(25才)だった。
ある芸能関係者は驚きを隠しきれないといった様子でこう語る。「だって、この1つ前のツイートは2か月前で、海外で撮影されていたハリウッド映画『聖闘士星矢』の収録現場の写真だったのですから。てっきりまだ海外だと思っていたら、すでに帰国していて、しかも秋葉原でポケモン好きなかたたちに交じってカードゲーム大会に出ていたなんて、誰も想像しないでしょう」
真剣佑は海外での撮影が一段落した9月中旬に帰国していたという。紛れもない本人だった。このポケモンカードは、通称ポケカと呼ばれ、子供だけでなく大人の間でも愛好家が多い。たとえば、人気YouTuberのヒカキンは、この秋葉原の店舗でロケを敢行。世界に8枚しかないという5000万円のレアカードや、500万円の純金製のピカチューカードなど、まとめて6546万円分も購入した動画を8月下旬に公開している。
ヒカキンと共にトップYouTuberと言われる、はじめしゃちょーも、趣味が高じて、3月にポケカの「イベントオーガナイザー」という、カードバトル大会を主催できる資格を取得している。「同じく人気YouTuberの東海オンエアのメンバーや、俳優でも本郷奏多さん(31才)らがポケカ好きとして有名です」(前出・芸能関係者)
以前からゲーム好きを公言していた真剣佑も、ポケカフリークだったのだ。