芸能

テレ朝・玉川徹氏、『羽鳥慎一モーニングショー』降板の意向固める 「来年定年で引き際」判断か

玉川徹氏(番組HPより)

テレビ朝日・玉川徹氏(番組HPより)

 テレビ朝日系の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』のコメンテーターで同社社員の玉川徹氏が、同番組を降板する意向を固めたことが、NEWSポストセブンの取材でわかった。

 問題となったのは、9月28日に放送された同番組内での発言。その前日に行われた安倍晋三元首相の国葬で菅義偉前首相が友人代表として読んだ弔辞はSNSを中心に「感動した」との声が広がったが、玉川氏はその内容について、大手広告代理店・電通の関与があったと明言していた。次のような発言だった。

〈僕は演出側の人間ですからね。テレビのディレクターをやってきましたから。それはそういうふうに作りますよ、当然ながら。政治的意図がにおわないように、それは制作者としては考えますよ。当然これ、電通が入ってますからね〉

 しかし翌29日の放送で、玉川氏は前日の発言について「私が安倍元総理の国葬に電通が関与しているというふうにコメントしたんですけれども、事実ではありませんでした。電通は全く関わっていないということがわかりました」と事実誤認による発言だったことを認め、訂正して謝罪した。

 ただ、謝罪して“一件落着”とはいかなかった。玉川氏の発言に各方面から批判の声があがり、ネット上でも炎上。Twitterでは「#玉川徹の降板を求めます」というハッシュタグが拡散される騒動に発展した。テレ朝は、問題発言から6日後の10月4日、玉川氏を10日間の出勤停止処分にしたと発表している。

 玉川氏は10月19日にも番組に出演する見込みだが、“復帰”ではないという。

「19日に出演予定ではありますが、それは今回の発言騒動の“謝罪”のためです。視聴者からの復帰待望論も寄せられていますが、復帰はしないことになりました。

 玉川さんは歯に衣着せぬ物言いで人気でしたが、これまでにも的外れな発言で一部から批判を浴びることは少なくありませんでしたし、失言で謝罪することもありました。それらも含めて“玉川節”と受け入れられていましたが、さすがに今回ばかりは局側もかばいきれないと判断したようです。それに玉川さんは来年で定年でもありますし、ここを引き際としたのでしょう」(テレ朝関係者)

 テレビ朝日広報部に事実関係を問い合わせたところ、〈そのような事実はありません〉との回答だった。

 19日の放送では、本人の口からどのような言葉が語られるのか──。

関連キーワード

関連記事

トピックス

「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ犯から殺人犯に》「生きてたら、こっちの主張もせんと」八田與一容疑者の祖父が明かしていた”事件当日の様子”「コロナ後遺症でうまく動けず…」
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
「本人にとって大事な時期だから…」中居正広氏の実兄が明かした“愛する弟との現在のやりとり”《フジテレビ問題で反撃》
NEWSポストセブン
デフサッカー男子日本代表が異例の活動中止に…(時事通信フォト)
【デフリンピック半年前の騒動】デフサッカー男子日本代表が異例の活動中止「監督は聴覚障害に理解があるはずでしたが……」 ろう者サッカー協会が調査へ
NEWSポストセブン
長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督からのメッセージ(時事通信フォト)
《長嶋茂雄さんが89歳で逝去》20年に及んだ壮絶リハビリ生活、亡き妻との出会いの場で聖火ランナーを務め「最高の人生」に
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
「兄として、あれが本当にあったことだとは思えない」中居正広氏の“捨て身の反撃”に実兄が抱く「想い」と、“雲隠れ状態”の中居氏を繋ぐ「家族の絆」
NEWSポストセブン
今年3月、日本支社を設立していたカニエ・ウェスト(時事通信フォト)
《カニエ・ウェストが日本支社を設立していた》妻の“ほぼ丸出し”スペイン観光に地元住人が恐怖…来日時に“ギリギリ”を攻める可能性
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《子どもの性別は明かさず》小室眞子さんの第一子出産に宮内庁は“類例を見ない発表”、守谷絢子さんとの差は 辛酸なめ子氏「合意を得るためのやり取りに時間がかかったのでは」
NEWSポストセブン
現在、闘病中の西川史子(写真は2009年)
《「ありがとう」を最後に途絶えたLINE》脳出血でリハビリ中の西川史子、クリニックの同僚が明かした当時の様子「以前のような感じでは…」前を向く静かな暮らし
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
六代目山口組の新人事、SNSに流れた「序列情報」 いまだ消えない「名誉職」に就任した幹部 による「院政説」
NEWSポストセブン
元女子バレーボール日本代表の木村沙織(Instagramより)
《“水着姿”公開の自由奔放なSNSで話題》結婚9年目の夫とラブラブ生活の元バレーボール選手の木村沙織、新ビジネスも好調「愛息とのランチに同行した身長20センチ差妹」の家族愛
NEWSポストセブン
宮城野親方
何が元横綱・白鵬を「退職」に追い込んだのか 一門内の親しい親方からも距離置かれ、協会内で孤立 「八角理事長は“辞めたい者は辞めればいい”で退職届受理の方向へ」
NEWSポストセブン