ライフ

美容のプロが禁じる「スキンケアのための習慣」ランニング、丁寧な洗顔はNG?

(写真/GettyImages)

スキンケアのNGは?(写真/GettyImages)

 年齢を重ねて見た目も変わり、気持ちも変化していくなか、なぜかスキンケアやメイクだけは20代、30代のまま──なんてことはないだろうか。真の美しさと健康を手に入れるにはどうすべきなのか。固定観念を捨て、「時にはこれまでの習慣をやめる潔さも必要」と語る美容の賢人の声に耳を傾けてみよう。

何才でもずっと続けるべきは、紫外線対策!

 OVER50女性を悩ませるのが、くすみやたるみ、シミ、しわ。その原因の7割は紫外線による“光老化”だと、皮膚科医の友利新さんは言う。

「紫外線にはA波とB波があり、B波による日焼けは肌表皮で起こるのですぐに気づいて対処できます。問題は肌の奥に影響を及ぼすA波。A波は紫外線全体の95%を占め、窓ガラスなども通過してコラーゲンを壊します。これが肌の老化を促進させるのです」(友利さん)

 化粧水や乳液にも紫外線予防効果を含むものがあるが、それでは不充分。日焼け止めに特化したクリームを1日5gはつけた方がいいという。

友利新さん

友利新さん

慣れたケアに甘えるのはやめなさい

「50代になったら、スキンケアにしてもメイクにしても、ルーティンワークにするのだけは避けたいですね」

 と、MAKE UPプロデューサーのSHOKOさん。

「慣れているからとろくに鏡も見ずに、短時間でケアやメイクを行っていませんか? その“雑さ”こそすぐにやめてほしい習慣です。まずは鏡をしっかり見て、その日の肌の状態や表情などを細かくチェックすることが大切です」(SHOKOさん・以下同)

 じっくり観察し続けると、その日の肌のコンディションから、ひいては体調までチェックできるようになるという。

「そうするとメイクやケアも、日によって変わってきます。朝の洗顔にしても皮脂が浮いているなら、洗顔料を使う必要がありますが、乾燥しているなら湯で洗い流すだけで充分。メイクにしても血色が悪ければ、明るめのチークを選んだりするべきです」

 肌の調子は毎日違うことを、意識することから始めよう。

SHOKOさん

SHOKOさん

スキンケア&メイクにまつわる「いますぐやめたい12の習慣」

●ランニングはやめなさい「活性酸素が発生しやすく老化を早める危険性も!」

「ランニングは心肺機能を上げますが、体に過度の負荷をかけるので活性酸素が発生しやすくなります。これが老化を促進させるのです。また、100才まで歩ける体を作るために下半身を鍛えようという話をよく聞きますが、ランニングでは負荷が大きすぎてひざなどを痛める羽目に。スクワットなどの筋トレやウオーキングがおすすめです」(友利さん)

●UV対策なしの外出はやめなさい「肌老化の主な原因は気づかない間の“日焼け”だった!」

「日焼けこそ老化の主な原因なので、日焼け止めの使用を徹底してください」(友利さん)。日焼け止めに記載されている「SPF」とは、UVB(中波長紫外線)の防止効果を表しており、値が大きいほど、効果が高くなる(最高値50)。一方「PA」はUVA(長波長紫外線)の防止効果を表す(最高値は++++)。屋外にいる時間が長い人はともに最高値のものを選ぼう。

関連記事

トピックス

和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン