芸能

吉岡里帆「坂道を5回全力ダッシュさせられる撮影」でも笑顔を絶やさない「女優力」

坂道ダッシュする吉岡里帆

坂道ダッシュする吉岡里帆

 9月30日、Instagramで自身の30歳の節目を記念した密着写真集の発売を告知した吉岡里帆(29)。浴衣姿やボートの上でリラックスする写真とともに、〈毎日をポロポロと忙しくこぼしていく私ですが、それを大事に拾い集めて、1冊を飛び超えて1ボックスにして下さいました〉と綴っている。

 吉岡といえば〈毎日をポロポロと忙しくこぼしていく〉という言葉通り、現在では8社のCMに出演するほか、ドラマに映画に声優にと大活躍中だ。そんな彼女の「全力ロケ現場」をキャッチした。

 9月中旬の夕方、都内の高級住宅街に総勢30人弱の大掛かりなロケ隊の姿があった。集団の中心には、吉岡と、人気モデルのモトーラ世理奈(24)がいる。現場は急こう配の坂道。スケートボードを坂で落としてしまった2人が、転がるボードを慌てて追いかけるというシーンの撮影をしていたようだ。居合わせた人はこう言う。

「撮影は順調に進んでいたようですが、坂道でいざスケートボードを実際に転がして撮影しようとすると、真っ直ぐには進まず、横にそれて止まってしまう事態が連発。そのせいで2人は何度も坂を全力で下らなければならず大変そうでした」

 急こう配を5回ほどダッシュ。撮影は2時間にも及び、かなり過酷だったが、吉岡は嫌な顔ひとつせず、合間にはスタッフに笑顔を見せていたという。芸能関係者曰く、「この日は来年公開予定の未発表の映画のロケをしていた」とのこと。

 吉岡といえば、日清どん兵衛の「どんぎつね」のように、癒し系かつほんわかした「あざとカワイイ」イメージが強いが、実は現場では「ド根性女優」として有名だという。映画制作会社スタッフはこう話す。

「とにかく、事前の準備がすごいんです。視力を失った元警察官を演じた映画『見えない目撃者』ではクランクインの前から、盲導犬に関してのことはもちろん、目の見えない方の視線の落とし方や、動作なども徹底的に事前取材していました。

これには厳しいダメ出しで知られる森淳一監督も舌を巻いていました。2018年公開の主演映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』でシンガーソングライターを演じた際には、歌もギターもまったくのド素人だったにもかかわらず、あいみょんが作詞作曲した曲『体の芯からまだ燃えているんだ』をあいみょん本人が驚くくらいに完璧に仕上げて歌ったのです」

 吉岡の「凄さ」は演技だけではない。彼女を知る芸能関係者はこう語る。

「スタッフさんへの気配りも大変なもの。彼女は差し入れにも定評があるのですが、夏は見た目にも涼がとれるような煌びやかなゼリー、冬場は体が温まるよう『どん兵衛』を差し入れる。どんなにキツイ現場でも弱音を吐くこともなく、常に挨拶と笑顔を絶やさないため、『会った全員が好きになってしまう女優』と言われています」

 彼女の「全力疾走」はまだまだ続きそうだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

『マモ』の愛称で知られる声優・宮野真守。「劇団ひまわり」が6月8日、退団を伝えた(本人SNSより)
《誕生日に発表》俳優・宮野真守が30年以上在籍の「劇団ひまわり」を退団、運営が契約満了伝える
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト