ザ・ドリフターズの仲本工事さんが、10月18日午前9時過ぎ、横浜市内を歩行中のところをワゴン車にはねられた事故は、多くの人に衝撃をもって受け止められた。仲本さんは搬送先の病院で手術を受けて、懸命な治療により一時は命の危機を脱したとの情報もあったが、19日22時22分に亡くなったことが所属事務所から発表された。81歳だった。
仲本さんは、2012年に再婚した演歌歌手の三代純歌(54)との家庭内トラブルを『週刊新潮』に報じられ、渦中にいるタイミングだった。同誌によると、三代が、飼っていた犬猫と夫を置いて家を出たのは昨年7月のことだという。以来、仲本さんは夫婦で営んでいたカラオケスナック『ピンクローズ』で生活をしているが、掃除が行き届いておらず、“ゴミ屋敷”のような状態だと報じていた。
『NEWSポストセブン』の記者が事故の前週にあたる週刊新潮の報道直後に現地を訪れたところ、現在は居住スペースにしているというカラオケスナックの1階部分の窓の隙間などから獣臭が漂ってきた。また2階は物置代わりに使われているのか、窓際にまで段ボール箱などが積み上げられている様子が外からもうかがえた。
仲本さんと三代が結婚したのは2012年7月。仲本さんにとって3度めの結婚だが、馴れ初めは三代の“逆ナン”だった。
「純歌さんはかつて高知県でラジオパーソナリティなどをして活動していたのですが、当時から男性に人気でした。たまたま同県で行われた仲本さんのコンサートに行ったのが2人の出会いです。もっとも仲本さんは演者、純歌さんは観客の1人という立場でしたが、『ラジオ番組のゲストに呼びたい』と思い立ち、連絡先を書いたペーパーナプキンを直接渡したところ、後日、仲本さんから連絡があったそうです。その後も仲本さんをバーに誘うなど、積極的にアプローチし、交際に発展したようです」(テレビ局関係者)
27歳という年の差婚だが、結婚生活は順調だった。
「仲本さんは世間のイメージ通り、おおらかな性格の方で、細かいことには口出ししません。結婚にあたって夫婦間で前もって何らかのルールを設けるケースも多いと思いますが、『変に決め事をすると絶対に縛られちゃうから、自然の流れが一番いい』という考えのもと、ルールを設けるようなことはせず、基本的に純歌さんのやりたいようにさせていました。純歌さんの買い物三昧にも『女性にとって買い物は一番のストレス解消法なんだよ』と文句ひとつ言っていなかったようです」(前出・テレビ局関係者)