秋篠宮家の長女・眞子さんと結婚した小室圭さんが、7月に受験した米ニューヨーク州司法試験の結果が発表された。小室さんは3度目の受験にして合格。ニューヨーク州司法試験の2回目以降の受験者の合格率は18%とも報じられていたが、念願が叶った形だ。ニューヨーク州弁護士資格を持つ、国際弁護士の清原博氏はこう語る。
「もともと、日本の司法試験に比べればニューヨーク州の司法試験は受かりやすいと思います。日本の司法試験は振るい落とすための試験、ニューヨーク州の試験は受からせるための試験といった印象の違いがあります。
そうしたなかで2回目以降の受験者の合格率が低い理由は、働きながらの勉強となるとどうしても仕事が忙しくて時間が取れず、“今回も駄目だった……”という繰り返しが多いからだと考えられます。小室さんは法務助手の仕事をするなかでも、しっかりと勉強したということでしょう」
現在、ニューヨークの大手法律事務所に「法務助手」として所属している。合格したことによって小室さんは「弁護士」としてのスタートを切ることになると見られているが、清原氏はこう言う。
「小室さんの所属する法律事務所が、法務助手としての小室さんの能力を認めているのは間違いないでしょう。渡米からもう1年以上が過ぎて仕事にも慣れているでしょうし、弁護士としても同じ事務所で働く以上は大きな心配もないと思います。
ただ、弁護士になったら法務助手とは違う能力が求められてきます。それは何かと言うと、自分でお客さんのためになる法律の解釈ができたり、あるいは法律に基づいた戦術を立てたりする能力です。法務助手というのは弁護士から指示されたことをテキパキと事務処理をしていく能力が重要なわけで、基本的には弁護士の指示待ちです。今までやってきたこととは違う実務をこなしていく必要がある。弁護士になった後もさらに研鑽をしていく必要があるだろうと思います」
小室弁護士がニューヨークで躍動できる日はくるか。