国内

【白昼に抗争】散髪中の「反・六代目山口組同盟」のキーマン襲撃 店内は血の海

白昼に起きた抗争事件(六代目山口組の司忍組長/時事通信フォト)

白昼に起きた抗争事件(六代目山口組の司忍組長/時事通信フォト)

 10月26日午後1時すぎ、岡山県岡山市北区の理髪店内で暴力事件が発生した。同市に本部を置く指定暴力団・池田組の池田孝志組長が散髪をしていたところ、店内に刃物を持った複数名の男が押し入った。池田組長を狙った抗争事件とみられる。全国紙社会部記者が語る。

「現在取り調べが続いていますが、店内に侵入してきた男は3人で、刃物や動物撃退用のスプレーを携帯していたという証言がでています。池田組長のボディガードが男たちと揉み合いになり、1人が取り押さえられ、2人は逃走した。池田組長にケガはなかったようです。六代目山口組傘下組織の組員による犯行とみられています」

 事件直後から関係者の間では事件の凄惨さを伝える動画が広まっている。理髪店の床に横たわる襲撃犯とみられる男性は頭から血を流し、一面は血の海。2人の警察官が男性に呼びかけを続けていて、男性が左手をあげて応えていることから意識はあることが確認できる。また、現場となった理髪店に規制線が張られ、10人以上の警察官が理髪店の前に集まっている写真も広まっている。

 2015年8月、六代目山口組から分裂する形で神戸山口組が結成された。以降、山健組、宅見組とならんで池田組は神戸山口組の中核組織として活動していた。しかし、2017年4月に神戸山口組の井上邦雄組長と袂を別つ形で絆會(旧・任侠山口組)が結成されるなど、神戸山口組は構成員を減らしていく。池田組も2020年7月に神戸山口組から脱退し、独立組織として活動している。その後も、神戸山口組から脱退する組織があとを絶たず、「反・六代目山口組」の立場である神戸山口組、絆會、宅見組、池田組がそれぞれ独立組織として活動している状況だった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ブラジルを公式訪問している佳子さま(写真/アフロ)
佳子さま、外交関係樹立130周年のブラジルを公式訪問 子供たちと笑顔でハイタッチ、花柄のドレス姿も 
女性セブン
「寂しい見た目」の給食に批判が殺到(X /時事通信フォト)
《中国でもヤバい給食に批判殺到》ラー油かけご飯、唐揚げ1つ、「ご飯にたまご焼きだけ」と炎上した天津丼…日本・中国で相次ぐ貧相給食の背景にある“事情の違い”
NEWSポストセブン
来来亭・浜松幸店の店主が異物混入の詳細を明かした(右は来来亭公式Xより)
《“ウジ虫混入ラーメン”が物議の来来亭》店主が明かした“当日の対応”「店舗内の目視では、虫は確認できなかった」「すぐにラーメンと餃子を作り直して」
NEWSポストセブン
家出した中学生を自宅に住まわせ売春させたとして逮捕された三ノ輪勝容疑者(左はInstagramより)
《顔面タトゥーの男が中学生売春》「地元の警察でも有名だと…」自称暴力団・三ノ輪勝容疑者(33)の“意外な素顔”と近隣住民が耳にしていた「若い女性の声」
NEWSポストセブン
山本賢太アナウンサーのプロフィール。「人生は超回復」がモットー(フジテレビ公式HPより)
《後悔と恥ずかしさ》フジ山本賢太アナが過去のオンラインカジノ利用で謝罪 「うちにも”オンカジ”が…」戦々恐々とする人たち
NEWSポストセブン
親日路線を貫いた尹政権を「日本に擦り寄る屈辱外交」と断じていた李在明氏(時事通信フォト)
韓国・李在明新大統領は親中派「習近平氏の接近は時間の問題」、高まる“日本有事”リスク 日米韓による中国包囲網から韓国が抜ける最悪のケースも
週刊ポスト
田中真一さんと真美子さん(左/リコーブラックラムズ東京の公式サイトより、右/レッドウェーブ公式サイトより)
《真美子さんとの約束》大谷翔平の義兄がラグビーチームを退団していた! 過去に大怪我も現役続行にこだわる「妹との共通点」
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《「来来亭」の“ウジムシ混入ラーメン”動画が物議》本部が「他の客のラーメンへの混入」に公式回答「(動画の)お客様以外からのお問い合わせはございません」
NEWSポストセブン
金スマ放送終了に伴いひとり農業生活も引退へ(常陸大宮市のX、TBS公式サイトより)
《金スマ『ひとり農業』ロケ地が耕作放棄地に…》名物ディレクター・ヘルムート氏が畑の所有者に「農地はお返しします」
NEWSポストセブン
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン