1983年のデビュー以来、4コマ漫画の鬼才として知られる業田良家氏が2020年秋スタートした「業田良家の4こわ漫画」。描き下ろしの4コマをインターネットのみで公開し、話題となった。1日1話ずつ全20話をインターネット上で公開した本作だが、好評につき、4話分をまとめて毎週1回、再掲載する。今回は再掲載第5弾として第17話〜第20話(最終話)を公開。
来年でデビュー40周年を迎える業田氏だが、その代表作として知られる『自虐の詩』は累計部数が50万部を超え、「泣ける4コマギャグ漫画」として今も読み継がれる傑作だ。近年は、手塚治虫漫画賞(短編賞)、文化庁メディア芸術祭優秀賞をW受賞したSFストーリー漫画『機械仕掛けの愛』などが注目されている。
「業田良家の4こわ漫画」は、一見正反対に思えるが実は紙一重にある「笑い」と「恐怖」をテーマに、「怖くて笑える」4コマ漫画を目指した実験的な作品群。制作にもデジタル作画を取り入れるなど新たな試みを始めている。
先週公開の再掲載第4弾は、肉体の死後も生き続ける第13話「電脳じいちゃん」、友人が“機械化”する第14話「ロボットになったピロシ君」、ある男の“欲望”を描く第15話「クローン・モエカ」、遺伝子を“いじった”友人のその後を描く第16話「バナナの味」のラインナップだった。
全20話のフィナーレを迎える再掲載第5弾は、電脳として生き続ける祖父や機械化した友人、遺伝子をいじった友人たちの“その後”が描かれる。業田氏が新たに創り出した“4こわ”ワールドの最終章を堪能してほしい。
◆第17話
◆第18話
◆第19話
◆第20話