10月31日発売の「週刊ポスト」は、庶民・読者のために総力取材した「幸せに生きる方法」の大特集スペシャル号。「コロナ禍」「ウクライナ戦争禍」「円高禍」「旧統一教会禍」など、令和の日本は「〇〇禍」ばかりだが、どうやら政治やお上に期待していても幸せにはなれそうもない。しかし、ロシアや中国とは違って日本には自由がある。知恵と工夫があれば国民が自力で幸せになることもできる!
今週の見どころ読みどころ
◆<資産防衛特集>値上げ地獄を天国にする「カネ稼ぎ」の裏技
円安と物価高で平均的な家庭の支出は年間20万円も増えるという予測もある。しかも、それで収まる保証もない。すでに2万品目が値上げされているが、多くの企業はさらなる値上げを検討中だ。庶民はどう対抗すればいいのか。本誌は「年末までに値上がりが期待できる株44銘柄」「電気・ガス代を節約する知恵」「公的支援の徹底活用」「副業&転職ですぐに役立つ資格」を調査した。
◆司法試験合格で現実味を帯びる「小室佳代さんNY移住」と「1年遅れの結婚式」
小室圭さんのニューヨーク州司法試験合格で、眞子さんとの海外結婚生活はひとまず安泰になった。国民世論に配慮して結婚式さえ行なわずに移住した二人には、NYで華燭の典を催すプランがあると見られているが、同時に取り沙汰されるのが母・小室佳代さんのNY移住、そして小室夫妻との同居だ。それは秋篠宮家にとっては朗報なのか。二人の周辺はまだしばらく静かにはならないようだ。
◆95年ぶり偉業達成の天才ゴルファー・蝉川泰果は「1歳でクラブを握っていた」
ゴルフの「日本オープン」をアマチュアとして95年ぶりに制した東北福祉大学4年の蝉川は、シングルゴルファーでもある父・佳明氏との親子鷹で頂点に上り詰めた。佳明氏は本誌インタビューに答えて息子の怪物伝説を明かした。1歳でクラブを握り、2歳で練習場デビュー、3歳からコースを回っていたという逸話と秘蔵写真を公開。
◆<問題提起>儲けすぎNHKの受信料は「月額300円」で十分だ
10月に公表されたNHKの経営計画修正案では、「過去最大の月額220円の受信料値下げ」が大きくアピールされているが、一方では未納者への“懲罰金”の案も含まれ、全体としては「なんとしても受信料を取る」という姿勢が目立つ。年間6800億円もの受信料をかき集め、それ以外に200億円もの事業収入があるNHKは、どこまで肥大化するつもりなのか。専門家は、公共放送として必要な事業に限定するなら受信料は月額300円で十分と指摘した。
◆<こちらは落日が顕著に>ついに400万部割れで「さよなら朝日新聞」
朝日新聞の発行部数が最盛期の半分に落ち込んだ。日本を代表するクオリティ・ペーパーだった朝日は、部数だけでなくクオリティの面でも凋落著しい。OBやメディア研究者たちは、炎上恐怖症や政権への忖度など、同紙の体質そのものに原因があると指摘した。いまや“主業は不動産”と揶揄される朝日の内情をリポートする。
◆札幌の「納骨堂破産」はレアケースではない!「危ない納骨堂の見分け方」
札幌の納骨堂「御霊堂元町」が競売にかけられ、遺族が遺骨引き取りを迫られている騒動は氷山の一角にすぎない。都市部や寒冷地では、墓地ではなく納骨堂を求める市民が急増しているが、実はトラブルも絶えない。札幌の被害者たちの証言と専門家のアドバイスから、どういう納骨堂が危ないかを探った。
◆鈴木エイト×元2世信者「旧統一教会はなんとしても解散を」
ニュース映像で衝撃を受けた人は多かったはずだ。旧統一教会の2世信者だった小川さゆりさん(仮名)が開いた記者会見の会場に、いまも信者である両親の署名入り「抗議FAX」が届き、実の娘を「精神に異常をきたしている」と断じて会見中止を求める内容に、小川さんは思わず涙を見せた。この会見をきっかけに「2世信者問題のシンボル」となった小川さんと鈴木エイト氏が初めて対談し、教団の問題点と「解散」の必要性を論じ合った。
◆<誌上査定>2022プロ野球「給料ドロボー」ランキング
今オフは例年にも増して大物選手の引退や自由契約が目立つ。つまりは球団から「カネに見合わない」と見なされたわけだが、本誌のランキングを見ればそれも納得だ。12球団の一軍出場選手を先発投手、救援投手、打者に分けて“プロとしての仕事の単価”を試算したところ、なんと「1アウトにつき1000万円」の投手や、「1点に貢献するごとに数億円」という野手がゴロゴロいた。そしてランク入り選手が多かったのは、やっぱりあの金満球団だった。
◆<強制退場事件の全真相>胡錦涛を激怒させた習近平の「条件破り」
中国共産党大会の閉幕式で胡錦涛・前総書記が「強制退場」させられたシーンが世界に波紋を広げているが、その背景には習近平・総書記による胡錦涛一派の粛清があった。胡氏は今年8月、習氏による独裁を止めるため、新指導部人事に「ひとつの条件」を出していたのだという。それを習氏は反故にし、それに気づいた胡氏は反論の機会を封じられた――。
◆不祥事続きだからこそ開催!「本当に喰うべき回転寿司ネタ」選手権
おとり広告にスパイ疑惑と、回転寿司業界はこのところ暗い話題ばかりだ。しかし一方で、不況や物価高の世の中で庶民の胃袋と娯楽を支えてきたことも事実である。罪を憎んでネタを憎まず。本誌は寿司のプロ3人に依頼し、4大チェーンの「本当にお得で旨いメニュー」を吟味した。人気ネタのまぐろ、サーモン、あなご、たまご、さば、いか、えび、いくらの特徴と採点を一挙公開する。
◆<徹底調査>いい医者は知っている「飲んではいけない薬とサプリ」
ベストセラー『80歳の壁』の著者である和田秀樹・医師は、「昔の医師は自分では薬を飲みたがらなかったが、今は自分でも飲んでいる人が多い」と指摘し、その理由を「医学教育が悪いから」と喝破した。つまり、医師すら「飲んでいい薬」と「飲んではいけない薬」の区別がつかなくなっているというのだ。本誌は名医たちを取材し、「飲むと危険な薬」「効果よりリスクが高い薬」「新たに見つかった副作用」など、薬にまつわる怖い話を調べ尽くした。
◆<カラーリポート>怖がるより直視せよ! これが白内障手術だ
程度の差はあれ、加齢とともにほとんどの人が発症するのが白内障だ。少しずつ進行するため自覚のない患者も多いが、いまや手術はわずか5分で済み、経験した人は劇的な視覚・視界の改善に驚き、喜ぶ。とはいえ目にメスを入れるのは……と尻込みする気持ちもよくわかる。一体どんな治療なのか。本誌グラビア班は手術室に入った。
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