10月21日、女優・三田佳子(81)の次男・高橋祐也容疑者(42)が覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで9月に逮捕されていたことが判明した。高橋容疑者が覚醒剤事件で逮捕されるのは、1998年、2000年、2007年、2018年に続いて、これで5度目。さらに10月26日には覚醒剤を使用した疑いで再逮捕されており、実に6度目の逮捕となった。
高橋容疑者が逮捕されるたびに、その親子関係が注目されてきた。
「最初の逮捕となった1998年、当時高校生だった高橋容疑者に三田さんがお小遣いとして月に50万円を渡すこともあったと報じられました。その後も逮捕のたびに、『1日15万円のお小遣い』『家族カードで月々200万円の買い物』など、高橋容疑者に対する三田さんの“過保護ぶり”が報じられ、彼女が非難を浴びることもありました」(芸能関係者)
その親子関係に変化が訪れたのは2018年のこと。同年9月に次男が4度目の逮捕をされたことを受け三田は、《このたびの事件を受け、大変ご心配をおかけして申し訳ありません》とした上で、《親としては、もう力及ばずの心境です》とのコメントを発表。半年後の2019年3月には、『婦人公論』のインタビューで《私としては、すでに次男からも卒母しています》と話していた。
「“卒母宣言”は祐也さんの更生を促す上で、苦渋の決断だったのではないでしょうか。実際、祐也さんと三田さんは距離を置いている様子で、何かあれば父親を介して話をしていたと聞いています。祐也さんと食事をしている席に、父親がお小遣いを届けにきたことはありましたが、三田さんが来たことは一度もありませんでした」(高橋容疑者の知人)
だが母の願いは届かず、再びの逮捕となってしまった。前出の高橋容疑者の知人は、逮捕直前の今年9月、同容疑者と会った際、こんなことを聞かされたという。
「祐也さんは“母親から、もう渡せるお金はそんなにないと言われた”と愚痴っていました。母親との関係は修復されているようには見えませんでしたが、それでも経済的な支援だけは続けてくれていたのでしょう。実質、生活の大部分で親からの仕送りを頼りにしていた祐也さんにとっては死活問題だったはずです。なぜ、このタイミングで支援の“打ち切り宣告”をしたのかは分かりません。
いま思えばこの頃の祐也さんはちょっと様子がおかしかった。食事の約束をしていたのに時間になっても来ない時が何度かあったし、来ても食事中にも関わらず、一心不乱にノートにペンでなにかメモを取っていることもあった。哲学にハマっていると話していましたが……」(前出・高橋容疑者の知人)
あの手この手で息子の更生を促してきたであろう三田は、今度こそ万策尽きた、という思いなのかもしれない。