10月下旬、昼の熱気がうっすら残る涼しい夜風が心地よい夜、俳優・永山瑛太(39)は都内の公園でサッカーボールを巧みに操っていた。その技術は、彼の素性を知らない人の目も釘付けにしていた。隣でボールに食らいつくのは、彼の長男だ。父とのサッカーは、よほど嬉しい時間なのだろう。瑛太が帰路につこうと促すも、大きな父の背中を必死に追いかける彼は、なかなかサッカーボールを離そうとせず、その姿を瑛太は微笑ましく見守っていた。
10月25日、瑛太の妻・木村カエラ(38)がInstagramを更新。前日の24日に38才の誕生日を迎え、家族から祝福されたことを明かした。《瑛太くんがケーキ運んできてくれたけど、写真がブレ太くんになってしまった(中略)いつも楽しませてくれてありがとう。愛してるよ》という文章に添えられた写真は、大きな笑顔を浮かべた瑛太が誕生日のケーキを両手で運んでいる“ブレブレショット”。だが、そこからは家族4人のあたたかい雰囲気が伝わってくる。
カエラと瑛太は2010年6月に結婚。同年に長男が誕生。2013年には長女が誕生している。この日のInstagramの投稿には「ステキな写真!」「永山家サイコー!」などという声が数多く寄せられたが、かつては夫婦仲に亀裂が入ったこともあった。
遡ること2年の2020年8月、『文春オンライン』が瑛太の“不倫疑惑”を報じたのだ。記事の内容は、瑛太が役者志望の女性らと複数人で東京・世田谷の隠れ家バーで酒を交わし、店を数件はしごした後、ひとりの女性を女性の自宅マンションに送り届け4時間ほど滞在したというものだった。
「記事では、記者から事実を確認されたものの、瑛太さんと女性の言い分が食い違っていたことから、瑛太さんのやんちゃな一面が疑われてしまった。その後、瑛太さんはカエラさんに事情を説明し、カエラさんが納得されたという報道もありましたが、瑛太さんはこっぴどく叱られて、しばらくは気まずい雰囲気が続いたそうです」(芸能関係者)
あれから2年。結婚12年目を迎えた現在のふたりの仲は極めて良好だという。
「報道後の瑛太さんは反省しきりで、コロナ禍の影響もあると思いますが、大好きだった夜の街での遊びも極力控えているとか。以前は週に数度通っていた行きつけのバーにもしばらく顔を見せていないとかで、仕事終わりは直帰しているそうです。
今は、何より家族の時間を大事にしているそうですよ。何を隠そう、瑛太さんはサッカー選手を目指していたほどの腕前で、高校もスポーツ推薦で入学していると聞きます。お子さんと一緒にフットサル大会に出場したりもしているようで、ボールを片手に近所の公園に頻繁に遊びに行っているらしく、カエラさんも安心しているようです」(テレビ局関係者)
なにがあっても、家族というかたちを続けることを選んできた妻のカエラ。彼女は12月14日にフルアルバム『MAGNETIC』をリリースするにあたり、次のようなメッセージを公開した。
《人生はまるで、磁石のよう。人の出会いや別れ、自らが感じる好きや嫌い。それは感覚的であり必然的な、とっても不思議な力。引き寄せあったり、反発することもある。運もそのひとつだと思います。 MAGNETICという言葉には、磁石や磁気の他に人を引きつせる、魅力的な、という意味もあります。どんな時も自分らしく生きること、楽しんで生きること。どのタイミングにも意味がある。これこそが、MAGNETICに込めた思いです》
磁石のように惹かれあったふたりの今後が楽しみだ。