「三度目の正直」の念願叶い、ニューヨーク州の弁護士試験への合格がわかった小室圭さん。今後、現在の勤め先や、ニューヨーク州の弁護士資格を持つ複数人の「宣誓書」の提出などを経て、正式に弁護士登録がされる見通しだ。
小室さんの年収は、これまでの「法務助手」では600万円程度とされている。晴れて正式な弁護士となれば収入もジャンプアップし、2000~3000万円ほどになると言われている。
物価高騰が続き、「ランチに1万円」というのがザラなニューヨークでの生活を続けるには、小室さんの収入アップは妻・眞子さんにとっても歓迎すべきことだろう。そればかりか、遠く日本で暮らし、先日元交際相手との「第二の金銭トラブル」まで報じられた小室さんの母・佳代さんへの仕送りさえ可能だ。
ニューヨーク州の弁護士資格も持つグラディアトル法律事務所の森谷美雄弁護士は、「働き方によっては、年収1億円を超える“億超えプレイヤー”になることも夢ではない」と指摘する。
「アメリカに拠点を置く法律事務所は、通常、パートナー弁護士(=共同経営者)とアソシエイト弁護士(=パートナーをサポートする弁護士)で構成されます。パートナーは弁護士としての業務以外にも事務所の運営や人事権を持つ立場。アソシエイトはパートナーの部下として、パートナーの仕事を補助する役割を担っています」(森谷弁護士、以下同)
小室さんも、まずはこの「アソシエイト」から弁護士人生をスタートすることになるだろう。
「アソシエイトとして、これまでの事務スタッフと違い労働時間は格段に増えると思います。弁護士資格を取得したことで、パートナーが小室さんに任せられる仕事がより増えるためです。案件の種類によっては急に依頼を受けることもあり、大量の書類を短時間で仕上げていく場合などもあるため、早朝、深夜の業務も増えていくと思います」
ニューヨーク州だけで弁護士は約18万人いる。日本全体の約4万4000人と比べても格段に多い。いくら訴訟大国・アメリカとはいえ、これほど“同業他社”がごった返している状況で、小室さんが「1億円プレイヤー」になるには、どのような役割を担っていけばいいのだろうか。
「法律事務所には2つのノルマがあることが多く、ひとつは『ビラブル・アワー』です。ビラブル・アワーとは、簡単に言うとクライアントに請求できるタイムチャージのことです。法律事務所は、クライアントへの請求において、タイムチャージ制を採っている事務所が多くあります。そして、アソシエイトには、“ビラブル・アワーが1か月で何百時間以上いかないといけない”といったふうに決められているケースが多いです。
もうひとつは『売上げ』ですが、基本的にはパートナーのノルマなので新人アソシエイトの段階は求められることは通常ありません。パートナーとなれば新規のクライアントを獲得したり、大きい案件の依頼を受けたりなどしてどんどん稼げます。大手事務所では、年収500万ドル(7億円以上)を超えるパートナー弁護士は多くいます」