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巨人・坂本が異例の秋季キャンプ参加も冷ややかな視線 希望は「サカチョーコンビ」復活か

34歳を迎える坂本(時事通信フォト)

34歳を迎える坂本(時事通信フォト)

 V奪回を目指す巨人の主将・坂本勇人が、11月2日から宮崎でスタートした秋季キャンプに参加している。坂本の強い希望で11年ぶりの参加を直訴したという。

 今季は度重なる故障で不完全燃焼だった。2008年のレギュラー定着以降、初めて規定打席に到達できず83試合出場、打率.286、5本塁打、33打点。シーズン終盤には女性スキャンダルが報じられ、批判の声が殺到する異様な状況に。テレビや新聞がこのスキャンダルに触れないことも一部の野球ファンから反発の声が上がった。

 通算2000安打を達成し、今年12月に34歳を迎えるベテランが、秋季キャンプに参加することは異例だ。スポーツ各紙で大きく取り上げられたが、取材する番記者は冷ややか。

「秋季キャンプに参加するといっても第1クールの3日間だけ。若手と同じメニューをこなすわけではない。坂本のキャリアだったらやらせる必要がないですけどね。本来なら体のケアに時間をあてたほうが良いと思いますが、スポーツ紙各紙は秋季キャンプで目の色を変えて野球に取り組んでいる姿を報じている。正直、違和感はありますよ。グラウンドで結果を残すことで、野球ファンの信用を取り戻すという理論が通用する時代ではないですから。信頼回復への道は険しいと思います」

 坂本も世間の厳しい視線を、敏感に感じ取っている。女性スキャンダルが報じられて以降は笑顔が消え、チームが得点を重ねても喜びを露わにせず遠慮がちだ。首脳陣や周囲の選手は、坂本が孤立しないように話しかけるなど気遣っている。シーズン終了後の全体練習でもその雰囲気に大きな変化はないという。

 そんなチームの空気を変える朗報が舞い込んできた。広島から無償トレードで長野久義が電撃復帰することが決まった。ドラフトで他球団から指名されたが2度の入団拒否を経て、巨人に入団。主力として活躍していたが、2018年オフにFA移籍した丸佳浩の人的補償で、広島に移籍。「チームの顔」だった長野がまさかの流出にショックを受けた巨人ファンは多かった。2019年から4年間在籍した広島では規定打席に到達したシーズンは1度もなかったが、勝負強い打撃に加えて面倒見の良い性格で、ナインの人望が厚かった。

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