芸能

《YOSHIさん交通事故で急逝》明石家さんまが「お前だけは許す」と認めていた“タメ口”への信念

明石家さんまと撮った写真

YOSHIさんが生前、明石家さんまと撮った写真

 俳優や歌手、モデルなどとして活躍したYOSHIさん(本名・佐々木嘉純=19才)が11月5日、大型バイクを運転中にトラックと衝突する事故に遭い、帰らぬ人となった。自由奔放な言動などでネット上ではたびたび話題になることもあったが、日本の芸能界には収まりきらない可能性を秘め、今後の活躍を期待された矢先の出来事に、親交のあった著名人や多くのファンから悲しみの声があがっている。

 YOSHIさんは中学時代から、インスタグラムに自身のファッションを自撮りした写真を掲載し、その若々しい感性から生まれる斬新で個性的な姿はすぐにファッション関係者の目にとまった。世界で注目を浴びるきっかけとなったのは、ブランド『オフ-ホワイト』創設者で、『ルイ・ヴィトン』のメンズアーティスティック・ディレクターを務めた米国出身の人気デザイナー、ヴァージル・アブロー氏(享年41)に見い出されたことにある。ほどなくして、アブローさんのインスタグラムにツーショットが掲載され、ファッション業界での活動を本格化させた。

 YOSHIさんの中学時代を知る学校関係者は言う。

「佐々木くんは学校にアートや音楽の本を持ってきて熱心に読むほど、その世界に強く興味を持っていました。一直線に好きなものにのめり込んでいき、その集中力ゆえに、ほかのことには関心がなくなるんですね。SNSで人気になり始めると学校に来る機会も減りましたが、外の世界に羽ばたいていく彼は、クラスメートたちからも一目を置かれていました」

 モデルとしてだけでなく、2019年に16才で歌手デビュー。同時に、菅田将暉と仲野太賀を脇役に主演映画『タロウのバカ』で俳優デビューも果たした。そんな華々しい活躍を見せる10代の新星は、芸能界もプライベートも分け隔てなどないかのように振る舞った。

「10代の少年らしく、映画の撮影現場などでは常にハイテンションですし、バラエティー番組に出ても共演者には基本的に“タメ口”。でもそれは相手を下に見ているとかバカにしているといった感じではなく、基本的に誰とでも笑顔で明るく和気あいあいと接している姿に、“普段どおり”なんだなと感じられました。学校や放課後にクラスメートたちと遊んだり会話をするような、そんな印象でした」(映画撮影スタッフ)

 そんな破天荒な言動が彼の魅力でもあったが、批判を浴びることも少なくはなかった。

「やはり仕事現場の“大人”たちの中には、不快に感じる人もいましたし、さすがに見過ごせないこともあったようです。たとえば『DREAMS COME TRUE(ドリカム)』のコンサート会場に関係者として招かれた際には、楽屋付近でスケボーを乗り回したりして“出禁”を食らっていた、なんて報道も一部ではありました。ドリカム側は後に否定していますが、そんな話が出るほど、彼がいかに“規格外”な人物だったかを物語っていますね」(音楽レーベル関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン