芸能

『舞いあがれ!』で朝ドラ初出演の赤楚衛二も 「LGBT」描くドラマの主演俳優は出世する、の方程式

朝ドラで主人公の幼馴染役を好演(写真は2017年)

朝ドラで主人公の幼馴染役を好演(2017年)

 NHK朝ドラ『舞いあがれ!』が好評だ。ヒロイン岩倉舞(福原遥)が大学のサークルで人力飛行機に出会い、空への憧れを募らせる……。青春真っ只中の舞を取り巻く登場人物は多彩な顔ぶれが並ぶが、劇中ではまだ明かされぬヒロインの恋の相手役に、ドラマオタクのエッセイスト小林久乃氏は幼馴染枠(梅津貴司役)で出演する赤楚衛二を推したいという。赤楚が近年見せる目覚ましい活躍の背景を、小林氏が考察する。

 * * *
 NHK朝ドラ『舞いあがれ!』が始まった。おそらく視聴者の関心が怒濤のごとく寄せられているのは、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の恋のお相手がいったい誰なのかだ。大学の先輩・刈谷博文(高杉真宙)か、登場が待たれる目黒蓮さんか。

 ちなみに私の現時点での予想は、赤楚衛二さん演じる梅津貴司だ。なにせ、劇中で昭和生まれなら誰もが憧れた「イケメンの幼なじみと、家が隣同士で、2階の窓越しに話しをする」という、シチュエーション。これを体現している二人なのだ。少女漫画さながらに結ばれてほしい。

 何といっても、2021年から今年にかけて大活躍だった赤楚さん。来年もまた続くのでしょうね、この人気……とニヤニヤ、あの子犬系の顔を思い出す。ふと、さらに思い出したことがある。

 彼のことが広く知られた作品といえば『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(以下『チェリまほ』)』(テレビ東京系列・2020年)。冴えない主人公(赤楚)が、町田啓太さん演じる同僚の男性社員に思いを寄せられていることを知り、その思いに応えていく……という物語。日本でも近年数多く放送されるようになった、LGBT(性的マイノリティ)の恋を題材にしたドラマだ。

 赤楚さん然り、それらのドラマに主演した俳優陣。皆、その後スターへの道を着々と歩いていないだろうか? これが朝ドラヒロインの恋のお相手を考えていたら着地した出来事である。ああ、ここまで長かった……。

赤楚の相手役を演じた町田啓太(写真は2022年)

赤楚の相手役を演じた町田啓太(2022年)

関連キーワード

関連記事

トピックス

有村は春子の幼少期を演じた(NHK スクエア)
《オークションサイトに大量出品》有村架純が使用した『あまちゃん』台本が流出、所属事務所は「本人も胸を痛めている」 意外な“出品ルート”も明らかに
NEWSポストセブン
事件が起きてから数日、犯人はまだ捕まっていない(時事通信フォト)
《女子中学生の父親が警察署長情報はデマ》北九州ファストフード店事件をめぐる一連の憶測投稿に当該警察署は「事実ではない」
NEWSポストセブン
不倫旅行を終え、ホテルから出てきた2人
「ホテルというかあれですね…」二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏、銀座のバーのママとの不倫旅行スキャンダル 直撃取材に“現在の妻と離婚協議が最終段階”
NEWSポストセブン
1988年、『You're My Only Shinin' Star』で「第30回日本レコード大賞」金賞を受賞した中山美穂
【入浴中に不慮の事故】中山美穂さん、行きつけの焼肉店での”素の表情” 「いつも元気で素敵なまとめ役」だった 母と再婚した義父とも良好な関係
週刊ポスト
前途多難の国民の力代表・韓東勲氏(中央、時事通信フォト)
韓国戒厳令の後始末に奔走した与党「国民の力」韓東勲氏の娘に「MIT不正入学」疑惑 剥いても剥いても疑惑が出てくる“タマネギ男”が追及する泥仕合
週刊ポスト
取材に応じた「釜ヶ崎地域合同労働組合」委員長の稲垣浩氏(筆者撮影)
大阪・西成“あいりん総合センター”建て替えで路上生活者が「強制退去」 抗議活動を行う武闘派労働組合委員長が告白
週刊ポスト
中国発の飲食チェーンである「楊国福マーラータン」のマーラータン(麻辣湯)
〈キモすぎガチで声出た〉虫混入騒動の人気麻辣湯専門店、店員は「虫は野菜に入ってた。洗っているし今はもう大丈夫」実際は乾麺に…運営会社は「調査が終わっていない」と回答
NEWSポストセブン
田村瑠奈容疑者の猟奇的な側面が明らかになってきている
頭部切断事件・田村瑠奈被告(30)は自分の頬に切り込みを入れ…“あちらの世界”の恋人・ジェフの存在と“禍神さまの修行”
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(HP/Instagram)
二階俊博・元自民党幹事長、“後継者”三男・伸康氏の不倫にコメント「知りません」 お相手女性の両親にはすでに“公認の仲”
NEWSポストセブン
北九州市の「マクドナルド322徳力店」で、中学生の男女2人が男に刃物のようなもので刺され、女子中学生が死亡した
《北九州市ファストフード2人死傷》女子中学生(15)は苦しそうにうずくまり…被害者の知人は慟哭「すごく真面目で可愛いくて、家族思いで…それだけはわかってほしい」
NEWSポストセブン
結婚後初めての誕生日を迎えた真美子夫人
大谷翔平、結婚後初の真美子さんのバースデーで「絶景」をプレゼントか 26億円で購入したハワイの別荘は青い海と白い砂浜を堪能できるロケーション
女性セブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン