芸能

滝沢秀明氏、電撃辞任劇の裏側 8月下旬に起きた“重大事件”「コンサート計画の白紙撤回」に激昂

辞任した滝沢秀明

電撃辞任した滝沢秀明。8月には裏で“重大事件”が

 名古屋の御園座で行われた舞台『少年たち』。その公演初日となる10月28日に、演出を手がけた滝沢秀明氏(40才)は会場の後方で「HiHi Jets」と「美 少年」のメンバーが熱演するステージを静かに見守っていた。普段は終演後に出演者やスタッフをねぎらう滝沢氏だが、この日は誰とも話すことなく、ひっそり会場を後にしたという。衝撃的なニュースが駆け巡ったのはそれから4日後の11月1日のこと。滝沢氏の“電撃退社”が明らかになったのだ。

《この度、2019年よりジャニーズアイランド代表取締役を務めてまいりました滝沢秀明が退任し、新たに井ノ原快彦がジャニーズアイランドの代表取締役となりましたことをご報告させて頂きます》

 ジャニーズ事務所の発表によれば滝沢氏は「ジャニーズアイランド」の社長のほか「ジャニーズ事務所」の副社長など関連会社の役員を退任。9月中旬に弁護士を通じて申し出て、同月下旬の取締役会で承認されたという急転直下の辞任劇だった。

「滝沢さんは2018年に芸能活動から引退して以来、ジャニーズアイランドの社長としてJr.育成の舵取りをしてきた功労者です。当然、事務所側は慰留したといいますが、滝沢さんの意思は固く、10社近い関連会社の役員もすべて退任しています」(芸能関係者)

 発表の直前まで何も知らされていなかった所属タレントやスタッフの間に大きな衝撃が走った。滝沢氏を慕っていたジャニーズJr.も動揺を隠せずにいる。

「実は発表の数日前に(新社長の)井ノ原さんとJr.たちの面談があったんです。そのときは、てっきり井ノ原さんがプロデューサーとしてJr.にかかわると思っていたので、まさか社長になるなんて……。滝沢さんからは何の説明もないため、関係者にも真意はわかりません。慌ててLINEを送りましたが、いまだに既読にもならないので心配です」(ジャニーズJr.関係者)

 2019年7月に鬼籍に入ったジャニー喜多川前社長の遺志を継ぎ、次世代を担うJr.の育成に心血を注いできた滝沢氏。常々「ジャニーズに自分の人生を変えてもらった」と感謝の言葉を口にしていた彼は、なぜ事務所を去らなくてはならなかったのか。その背景には激しい心の葛藤と、人知れぬ挫折があったという──。

 滝沢氏がジャニーズ事務所に入所したのは1995年、13才のときだった。整った顔立ちと、天性のカリスマ性は別格の存在で、瞬く間にJr.のトップに躍り出る。類いまれなる才能を誰よりも高く評価していたのがジャニー氏だった。

「ジャニーさんは常に滝沢さんを身近に置いて、面接やオーディションにも同席させていました。Jr.のリーダー格として育てる一方、仕事現場を間近で見せることで演出のノウハウも伝授しようとしたのです」(前出・芸能関係者)

関連記事

トピックス

山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
「衆参W(ダブル)選挙」後の政局を予測(石破茂・首相/時事通信フォト)
【政界再編シミュレーション】今夏衆参ダブル選挙なら「自公参院過半数割れ、衆院は190~200議席」 石破首相は退陣で、自民は「連立相手を選ぶための総裁選」へ
週刊ポスト
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン