日本産科婦人科学会によれば、35才以上の初産は「高齢出産」である。「皇室としては類例を見ない結婚」から1年。小室圭さんは、3度目にして、ようやく試験合格を勝ち取り、ニューヨーク州の弁護士のスタートラインに立った。経済基盤の安定のめどが立ったので、いよいよ本格的に子供のことを考えたい──10月にそろって31才の誕生日を迎えた小室さんと眞子さんが、そう決断するのは自然なことだろう。
ふたりは少し前から妊活を意識していたようだ。今春、通院する眞子さんの姿や、病院付近にいる小室さん夫婦の姿が何度も目撃されている。
「眞子さんが足繁く通うのは、ふたりの住む高級マンションから車で十数分のところにあり、きめ細やかなメンタルケアに定評がある産婦人科です。メンタルケアもさることながら、分娩の技術も確かで、ニューヨークでは最高峰といえる産婦人科ではないでしょうか」(在米ジャーナリスト)
アメリカでは妊娠中と出産時では別の病院にかかることが多いという。アメリカの出産事情に詳しい産婦人科医が解説する。
「日本のように、妊娠中から出産までのケアを一貫して担当してくれる産婦人科ばかりではありません。妊娠中は日本でいうところの開業医のようなところにかかり、陣痛が始まると、主治医が提携している大きな病院に行って出産することが多いです。眞子さんの通っているところのように、妊娠中から出産までのサポートが完備されている産婦人科は非常に珍しいといえます。手厚いぶん、料金は高くつきます」
実は眞子さんには、日本に心強い相談相手がいるという。愛育病院(東京都港区)の名誉院長で、産婦人科医として多くの実績がある安達知子氏だ。彼女の存在にスポットが当たったのは「『眞子さん』第一子のカギを握る『女医』」(『週刊新潮』11月3日号)だった。
「安達氏が極秘渡米し、現地で複数回、眞子さんと接触し、妊娠や出産に関するアドバイスを授けたというものでした。時期は、奇しくも眞子さんが産婦人科で目撃され始めたのと同じ今春以降です。しかも、安達氏は紀子さまが悠仁さまを出産された際の医療チームに入っていました。眞子さんがいよいよ妊活に本腰を入れたのでしょう」(皇室ジャーナリスト)
愛育病院は、聖路加国際病院(東京都中央区)、山王病院(東京都港区)と並び、“セレブ産院の御三家”と呼ばれてきた。長い歴史を誇る同院は、出産初日から母子同室がすすめられるなど、“スパルタ”なことでも知られる。
同院と皇室との縁は深く、運営元の「恩賜財団母子愛育会」は、昭和天皇が上皇陛下のご誕生を記念して創立された団体だ。高円宮妃久子さまは同院で3人の女王を出産され、三女の守谷絢子さんも、第1子、第2子を出産している。
なかでも同院とのつながりが強いのは、長男・悠仁さまを出産され、前述の運営団体の総裁を務められている紀子さまだという。2006年、41年ぶりの男性皇族ご誕生という大きなプレッシャーがかかるなか、紀子さまご出産のチームを率いたのは、主治医を務めていた同院の中林正雄院長(当時)。チームには、産婦人科部長だった安達氏も加わっていた。
「万全を期し、同院のチームは何度も秋篠宮邸を訪れたそうです。紀子さまは全幅の信頼を置かれていました。眞子さんと佳子さまも、予防接種や定期検診のほか、風邪をひいたときなどにも同院に通っていました。なかでも安達医師は同性ですから、相談しやすいこともあったのではないでしょうか」(宮内庁関係者)