日本テレビ系の朝の情報番組『スッキリ』が来年3月で終了することが発表された。ここで注目されるのが、メインMCを担当していた極楽とんぼ・加藤浩次(53才)の動向だ。
2006年4月のスタートから来年3月まで、17年にわたって司会を務めることとなる加藤。11月12日に放送されたMBSラジオ『アッパレやってまーす!』では、「本当に身軽になりますよ」「やっとストッパーが外れますよ」とコメントした。
「もともと極楽とんぼと言えば、加藤さんと山本圭壱さんとの“ケンカ芸”が持ち味だったコンビです。しかも、加藤さんは“狂犬”と呼ばれてもいました。そんな加藤さんが情報番組のMCを務めるというのは、当時も本当に驚きでしたね」(テレビ局関係者・以下同)
『スッキリ』開始から約3か月後、相方の山本圭壱(54才)の不祥事が発覚。山本が吉本興業から契約解除となり、芸能活動が無期限休止となったことで、極楽とんぼとして活動できなくなってしまった。
「山本さん不在の時期は、コンビとしては厳しい時間ではあったものの、結果的に加藤さんは極楽とんぼでの“粗暴なイメージ”から離れることとなりました。ケンカ相手がいなくなったことで、自然と情報番組の顔としてのイメージにシフトしていったと言えるかもしれませんね」
加藤は『スッキリ』の終了によって、スケジュール的にかなり余裕ができるのはもちろんだが、『スッキリ』というストッパーがなくなることで、より自由な活動が可能になる。
「帯の情報番組を17年間続けてきた経験値は、あらゆる番組に活かせるでしょう。もちろん報道系もいけるし、情報バラエティーもいける。『スッキリ』では俳優やアーティストなど、たくさんのゲストを呼んでトークをすることも多かったので、トーク番組のMCなどでもいいかもしれない。テレビ局員たちは、加藤さんを起用する企画を考えているところでしょうね。
そして何より、加藤さんの“芸人らしい姿”に期待する声も多いんですよね。たとえば『アメトーーク』のような、芸人さんがたくさん出てきて“平場のトーク”でぶつかり合うような番組にも出てほしい。今までセーブしていた“芸人・加藤浩次”が爆発すると思います。加藤さんは『スッキリ』終了後も安泰ですよ」
極楽とんぼに対する大きな期待
そして、極楽とんぼとしての活動にも期待がかかる。現在、極楽とんぼのレギュラー番組は前述のMBSラジオ『アッパレやってまーす!』と、BS日テレ『極楽とんぼの週末極楽旅』。コンビ揃っての姿を地上波のテレビ番組で見る機会は少ない。