どこまでフレンドリー、親しみやすいのか。毎度、ここまでサービス精神旺盛で神対応な芸能人が、ほかにいるだろうか。女性シンガーソングライターのaiko(46才)が10月下旬、深夜ラジオ番組にゲスト出演。24時過ぎに放送を終えて都内のラジオ局から出てくると、肌寒い中で出待ちしていた20人ほどの女性ファンたちに手を振り、お辞儀をする。そのまま、ヘッドライトをつけて発車準備完了の車に乗り込むかと思いきや、小走りにファンたちの元へ駆け寄った。結局、数十分もの間、彼女たちと笑顔で会話。最後も名残惜しそうに手を振りながら、別れていった。
あるレコード会社関係者は「aikoさんといえばファンとの距離が近いことで、昔から有名です。コンサート後には、出待ちのファンと話し込んだりハイタッチしたりと、まるで古くからの友だちのよう。それが長い間、人気を保ち続けている秘訣の1つでもあるわけです」と話す。ライブでの観客に語り掛けるように話すMCも特徴で、何度も会場に足を運ぶファンたちの顔は、よく記憶しているという。
2020年3月から急に始まった新型コロナウイルス禍でも、ライブの中止(延期)に代わって、いち早く公式YouTubeでのコンサート配信を決断、実現したのもaikoだった。
ほかにも、深夜1時すぎに街中のレンタルビデオ店でファンに声をかけられた際には、そのままそこで早朝5時まで4時間以上も恋愛の相談話に付き合った逸話など、「ファン思い」の話は枚挙にいとまがないほどである。
前出のレコード会社関係者は「大阪のお姉ちゃんのノリで、本当に裏表の無い人です。むしろ、あまりにも距離感が近くて、近年はルールを知らない、守らないファンもいるので、我々スタッフの方が、万が一の事故を心配したりもします。まぁ、aikoさんの追っかけファンたちは、お互いの顔と名前も知るほどの仲で、マナーも守り監視し合っているから大丈夫だとは思います」と続けた。