芸能

松原千明さん急逝 長男が語った「母はずっと苦しんでいた。いまはもっと楽な場所に行った」

松原千明さん(右)の最期が家族の口から語られた(写真は松原さんのfacebookより)

松原千明さん(右)の最期が家族の口から語られた(写真は松原さんのfacebookより)

 ハワイ・ワイキキの自宅マンションで急逝していたことがわかった、女優の松原千明さん(享年64)。松原さんは、1988年に石田純一(68才)と結婚し、1990年に長女のすみれ(32才)が誕生。1997年に石田の不倫騒動が勃発すると、松原さんはすみれを連れてハワイに移住。1999年に石田との離婚が成立した。

 その一方で、すみれは高校1年生のころからモデルとして活動し、女優や歌手としても活躍する。しかし、松原さんは人知れずもがき苦しんでいたという。

 石田との離婚後、ハワイの語学学校に通っていた松原さんは8才年下のアメリカ人語学教師、ポール・バウワーさんと恋に落ちた。ともに離婚したばかりで、親近感が湧いたことが心を通わせるきっかけになったという。

 やがて同棲を始めた松原さんは2000年5月に未婚のまま、長男の達也・オリバーさんを出産。その後、2001年5月に結婚式を挙げた。再婚から5年後、彼女は雑誌『STORY』(2006年8月)でポールさんについてこう語った。

《彼の存在が私の心を癒してくれました。彼の優しさに包まれて、いつしか彼とともに歩む人生を求めている、そんな自分の本心に素直に気づくことができたんです》

 だが「彼とともに歩む人生」は石田との結婚生活と同じく、長くは続かなかった。

「ポールさんはいつの間にか仕事をやめて、石田さんからすみれさんに支払われていた月額100万円を超える養育費を無心するようになったそうです。“子供たちのためにも今度こそ幸せな家庭を築きたい”と強く願っていた松原さんは何とか結婚生活を続けようとマリッジカウンセリングに通うなどの努力を重ねましたが、一度生じた夫婦の溝が埋まることはなく、とうとう2度目の離婚を決意しました」(松原さんの知人)

 さらに、双方が代理人を立てるも着地点が見つからず、離婚協議が長引いたことが、松原さんの心の傷を深くした。

「2年にわたって家庭内別居が続き、ストレスから松原さんはうつ病になり、かなり体重も落ちてしまいました。子供たちを育てるために気力を振り絞って心療内科に通院し、薬を処方してもらって何とか一日一日を生きているような感じでした」(前出・松原さんの知人)

 2009年4月に離婚が成立。しかし、その後も松原さんの心労は続いた。2017年に刊行した著書『ただ、愛した』(扶桑社)ではこう記している。

《親権は半分でいいとあきらめたのに、今度はポールが離婚に対する条件面でいろいろ言い始めました。(中略)そんなことが続いて、私はすっかり参ってしまいました。達也を学校に送っていって帰ってくると、何もやる気がしないのです。日中ひとりの時間はただベッドでゴロゴロしていました。もう立ち上がる気にもなれない》

関連記事

トピックス

大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
会見中、涙を拭う尼僧の叡敦(えいちょう)氏
【天台宗僧侶の性加害告発】フジテレビと同じ構造の問題ながら解決へ前進しない理由とは 被害女性への聞き取りも第三者の検証もなく、加害住職の「僧籍剥奪せず」を判断
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
ゴールデンタイムでの地上波冠番組がスタートするSixTONES
ゴールデンタイムで冠番組スタートのSixTONES メンバー個々のキャラが確立、あらゆるジャンルで高評価…「国民的グループ」へと開花する春
女性セブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
生活を“ふつう”に送りたいだけなのに(写真/イメージマート)
【パニックで頬を何度も殴り…】発達障害の女子高生に「生徒や教員の安心が確保できない」と自主退学を勧告、《合理的配慮》の限界とは
NEWSポストセブン
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン
中居正広の私服姿(2020年)
《白髪姿の中居正広氏》性暴力認定の直前に訪問していた一級建築士事務所が請け負う「オフィスビル内装設計」の引退後
NEWSポストセブン
これまで以上にすぐ球場を出るようになったという大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平、“パパになる準備”は抜かりなし 産休制度を活用し真美子夫人の出産に立ち会いへ セレブ産院の育児講習会でおむつ替えや沐浴を猛特訓か
女性セブン
ネズミ混入トラブルを受けて24時間営業を取りやめに
《ゴキブリ・ネズミ問題で休業中》「すき家」24時間営業取りやめ 現役クルーが証言していた「こんなに汚かったのか」驚きの声
NEWSポストセブン