国内

愛子さま「お伊勢参りの先延ばし」の背景にある“圧倒的人気”と“愛子天皇待望論”

大学の講義はいまだオンラインのみ(9月、東京・千代田区。写真/JMPA)

大学の講義はいまだオンラインのみ(9月、東京・千代田区。写真/JMPA)

 誰にとっても、成人は人生の大きな節目だ。特に皇室にお生まれになったかたにとって「成年皇族」になることの意味は重い。天皇家の長女・愛子さまにとって、成人後の1年間はどうだっただろう。

 12月1日、愛子さまは21才の誕生日を迎えられる。昨年12月にローブ・デコルテをお召しになって成年行事に臨まれ、今年3月には成年会見で聡明さを際立たせられたが、この1年間で愛子さまが国民の前に姿を見せられたのは、数えるほどだ。

「現在学習院大学3年生の愛子さまには『学業優先』の方針があるとされています。皇族としてのお出ましはおろか、成年を迎えた皇族にとっての慣例でもある伊勢神宮参拝も、まだ済まされていません」(宮内庁関係者)

 伊勢神宮は皇族にとって特別な存在だ。皇族の祖先神とされる天照大神などが祀られており、現代に至るまで、天皇をはじめ皇族は即位や退位、結婚などの節目ごとに、伊勢神宮へ足を運び“報告”してきた。秋篠宮家の長女・眞子さんは成人を迎えた翌月の2011年11月に、次女・佳子さまは成年から3か月後の2015年3月に、伊勢参拝をされた。

「成人の報告は20才になったらすぐに、というわけではありませんが、本来であれば愛子さまも、すでに参拝を済ませられていていい頃です」(前出・宮内庁関係者)

 今年10月には今春高校生になられた悠仁さまが伊勢神宮を参拝された。次こそは愛子さまの番──伊勢神宮周辺の住民は、そのお出ましをいまかいまかと心待ちにしている。

「ところが、愛子さまの伊勢参拝については具体的な予定がまったく聞こえてきません。次の誕生日を迎えてしまえば、成人から丸1年が過ぎ“越年”してしまいます。異例の事態に、宮内庁内でも心配する声が上がっています」(別の宮内庁関係者)

 愛子さまが伊勢参拝を先延ばしにされる理由は、その“圧倒的人気”にもあると皇室関係者は言う。

「自然体でありながら品格を感じさせ、ご立派に務められた成年会見以降、皇族としての愛子さまの存在感は確固たるものとなりました。その愛子さまが参拝されるとなれば、多くの人が殺到するでしょう。人が集まれば密になり、新型コロナの感染拡大を促しかねません。これは絶対に避けなくてはならないこと。すでに第8波に入ったという報道もされており、判断を保留にせざるを得ないのでしょう」

 愛子さまが多くの人を集めるであろうことは、11月12・13日に天皇皇后両陛下が兵庫県に足を運ばれた際の様子からも容易に想像できる。「全国豊かな海づくり大会」の式典会場はもちろんのこと、訪問先の水産技術センターや理化学研究所、空港や滞在先のホテルに至るまで、両陛下の行く先々で、大勢の人が集まり歓迎していた。

 特に、式典で陛下のネクタイと色を合わせた鮮やかな青色のスーツを着こなされた雅子さまは、どこででも大きな歓迎の声を受け、お元気そうな笑顔で手を振って応えられた。

「到着時、神戸空港には、『大声を出さないように』というプラカードを持ったスタッフがいましたが、いざ雅子さまを目の当たりにすると思わず『雅子さま?!』と叫んでしまう人もいました」(居合わせた人)

 自然発生的にあがる歓迎の声は、コロナ禍によってままならなかった皇室と国民との交流が再び始まったことを喜ぶ声でもあったのだろう。そうした状況下で、これまで国民との対面が極端に制限されていた愛子さまが、伊勢神宮を参拝されたら──お出迎えをしたいという人たちの熱意、歓喜の渦は大きく広がるだろう。

 愛子さまが「お伊勢参り」できない状況に耐え忍ばれるのには、別の理由もある。

「国民の前に姿を見せられる機会が増えれば、“愛子天皇待望論”が再燃する可能性があります。大学生のうちは学業優先という名目も通用するので、もしかしたら大学を卒業されるまで、伊勢参拝は控えられるのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)

関連記事

トピックス

休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
4月7日、天皇皇后両陛下は硫黄島へと出発された(撮影/JMPA)
雅子さま、大阪・沖縄・広島・長崎・モンゴルへのご公務で多忙な日々が続く 重大な懸念事項は、硫黄島訪問の強行日程の影響
女性セブン
戸田菜穂など、配役の妙が早くも朝ドラファンの注目を集めているという/(C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
『あんぱん』で朝ドラヒロイン経験者が共演…『ええにょぼ』戸田菜穂と『ひまわり』松嶋菜々子、“役どころ交換”の遊び心ある配役
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン