日本人の5人に1人が不眠症の疑いがある(厚生労働省『国民健康・栄養調査』による)といわれている現代。『リファ』や『シックスパッド』といった美容・健康器具で知られるMTGが、不眠症を和らげる医療機器を開発した。
「不眠症の緩解」を謳う医療機器『NEWPEACE メディカルシート』(6万500円)がそれだ。
不眠症というと、布団に入ってもなかなか寝つけない入眠障害と思いがちだが、実は中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害などの問題が1か月以上続くといった症状も含まれる。眠れない日が続くと、日中に倦怠感を覚え、意欲・集中力・食欲などが低下するが、それを自覚している人は半数にも及ばないという。
「全体の40%ほどしか不眠症を認識していないのが日本の実情です(MSD社『不眠に関する意識と実態調査』による)。寝つきが悪い・眠りが浅いと知りつつ、対策を講じていない多くの人にアプローチできれば、とこの商品を開発しました」(MTGのPR担当・信田勇樹さん、以下同)
本製品は、電位治療器と体温変化サポートを組み合わせた世界初の医療機器(電位を備えた医療機器で、マット型寝具かつ体動センサにより、入眠時にヒート機能がオフになる技術を有するもの。日本臨床試験協会による)。「長さ1120×幅740mmとコンパクトなため、普段づかいの寝具にのせれば準備OK。使い方も簡単です」
電源を入れるとシート内に内蔵された電極が電界を発生し、シート上に横たわるだけで心地よい眠りへと導いてくれる。電気の膜に包み込まれるようなイメージで血流改善やリラックスを促し、スムーズな入眠をもたらす。
さらに、睡眠に適した体温変化に導く「ヒートナビゲーター」も作動する。
人は眠りに入るときに手足から熱放散が起こる。皮膚表面から熱を逃がし、体の中心部の体温(深部体温)を下げて休息状態になっていく。また、体温が大きく低下するほど深い睡眠を得られる。
つまり、就寝時に適切な体温コントロールができれば寝つきがよくなり、睡眠の質の向上につながる。この体温変化こそ、よりよい眠りのカギとなる。
「本製品は入眠時にヒーターで体を温め、眠ったと感知したら自動でオフ。熟睡のために必要な体温低下をサポートしてくれます。
購入者からは『夜中に目がさめずに爆睡しました。寝起きのダルさも軽減されました』といった声が寄せられています」
購入に際しては、分割手数料がかからず、月々1000円(初回のみ1500円)の60回払いという定額プランも用意されている。
先端のテクノロジーによってもたらされた“新しい睡眠体験”を体感してみてはいかがだろう。
◆商品DATA
『NEWPEACE メディカルシート』6万500円。シートのサイズは約長さ1120×幅740×厚さ10mm。重量は約1.7kg。低・中・高の温度設定が可能。6・7・8時間の設定ができるタイマー付き。専用アウターカバー、取扱説明書、添付文書が付く。医療機器認証番号:302AGBZX00090000
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2022年12月1日号